東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で現在、写真家ゲルハルト・カッスナーさんの写真展「ベルリナーレの肖像 2003-2015」を開催している。
カッスナーさんがベルリン国際映画祭(ベルリナーレ)で撮影した映画監督や俳優・女優を紹介する同展。
2003年から同映画祭で1756枚の肖像を撮影してきたというカッスナーさんの作品には、国際的スターが多いことから、「国際映画とベルリナーレの時代の語り部」と評されている。同展ではカッスナーさんが13年間撮り続けた数多くのポートレートの中から、ジョージ・クルーニーさんや山田洋次監督、黒木華さんなどのポートレート136点を展示している。
バーバラ・ヴァイゲルさんによると、カッスナーさんがベルリナーレでスターに会い、写真を撮る時間はきわめて短く、短時間に凝縮された特殊な表現を生み出しているという。「重要なのは技術ではなく、写真に再現される『現在』という時間そのもの」とも。
開館時間は11時~18時30分(入館は18時まで)。月曜~水曜休館。入館料は、一般=500円、大学生・高校生=400円、小中学生=300円。11月1日まで。