調布市役所前広場や総合福祉センターなどで12月5日・6日、「第32回調布市福祉まつり」が開催される。
同イベントは調布市社会福祉協議会(調布市小島町2)とハンディキャップを持つ人や社会福祉奉仕団体などの有志18人で立ち上げられた同実行委員会が企画・運営するもので、今年は91団体が参加。収益は福祉団体へ寄付される。
昨年行われた同イベントのテーマは「きっかけ」で、各種プログラムに加え、参加85団体の活動内容をイラストや写真を使い幅広い年齢層をターゲットに読みやすく構成したガイドブックを作成。1万部を発行した。
今年のテーマは「はじまり」。「昨年の『きっかけ』があって今年が始まる」というテーマを基に、障害者への理解を求めていく。当日は、スルーネットピンポンやバリアフリー映画などを楽しむ「なるほど広場」、福祉作業所が作る菓子や雑貨の販売やバザーなどを行う「みんなの広場」、模擬店などで飲食ができる「もぐもぐ広場」を用意する。今年はチラシなどで同イベントのキャラクター「サニーくん」の塗り絵を市内保育園や小中学校などに配布し、子育て中の家庭を含めた多くの市民に参加を求め、事前PRにも務める。
同協議会地域福祉推進課の橋本ゆかりさんは「実行委員会ではそれぞれの団体が交流をして互いを理解するきっかけとなり、意欲的に助け合おうという思いが強くなってきたように思う。今年は体験コーナーを多く用意しているので、障害がある大変さや生活の工夫を体験してほしい。健常者の暮らしの中でも便利なものがあるので、新たな発見になるかも」と話す。
開催時間は9時30分~14時30分。会場は調布市総合福祉センター、同市役所前広場、同文化会館たづくり。