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調布・仙川に武蔵野うどん専門店 和食料理人が旧店の味と店を受け継ぐ

「武蔵野うどん きくのや」の肉汁うどん

「武蔵野うどん きくのや」の肉汁うどん

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 埼玉の郷土料理である武蔵野うどんの専門店「きくのや」(調布市仙川町1、TEL 03-5969-9083)が6月22日、調布市仙川駅近くにオープンした。

「武蔵野うどん きくのや」の外観 看板は長女の手書き

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 和食を中心とした料理歴30年の菊川慎太さんが、旧店「武蔵野うどん須佐之男(すさのお)」の味と店を受け継ぎ、開いた同店。都心の和食店や居酒屋などでの調理経験を持ち、コロナ禍前から独立を考えていたという菊川さん。仙川近くに約20年住み、自宅に近い出店場所を探していたところ旧店が閉店になると知り、訪問。埼玉の郷土料理である本格的な武蔵野うどんを提供していた旧店には多くの客が訪れていたことを知り、その味を受け継ぐ店として営業することを決めた。

 レシピも受け継ぎ、だしには宗田かつお節、さば節、北海道産真昆布などをオリジナルでブレンド。うどんに使う小麦は埼玉県産の地粉を使って店内の製麺所で製麺し、打ちたてを提供する。店舗面積は約13坪で、テーブル12席とカウンター9席。旧店の什器や食器なども、ほぼそのまま活用した。

 メニューは、定番の「肉汁うどん」「茄子(なす)汁うどん」「きのこうどん」(以上、並=940円)のほか、特製のラー油を加える「旨(うま)辛」のつけ汁のうどん(並=990円)も用意。「おまかせ天盛り」(650円)、かえしで下味をつけた「鶏の唐揚げ」(550円)、ビールなども取りそろえ、自家製生麺はテイクアウトにも対応する。

 菊川さんは「最初は多くの方々に受け入れられていた旧店の味だが、今後は料理人として自分ならではの味も用意し、夜は酒のさかななども提供していけたら」と話す。

 営業時間は、11時~15時、17時~21時30分。月曜定休(不定期で火曜も休み)。

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