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ブランチ調布にカフェ 店内製造のタルトや全国の銘品販売、障害者支援も

「N&H CAFE」看板メニューのタルト 旬のフルーツを使った季節限定がメイン

「N&H CAFE」看板メニューのタルト 旬のフルーツを使った季節限定がメイン

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 全国各地の魅力発信と障害者支援を目指す「N&H CAFE(エヌアンドエイチカフェ)」(調布市深大寺東町7、TEL 042-426-9575)が11月16日、東八通り沿いの大型複合商業施設「ブランチ調布」内にオープンした。

「N&H CAFE」の外観

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 ものづくりを通した障害者支援サービス事業を手がける高井幸夫さんと、全国各地の魅力発信を目指した商品開発や空間演出の事業を手がける林和央さんが共同で設立した「エヌアンドエイチカンパニー」(川崎市宮前区)が初めて手がける同店。約5年前、林さんが前職で手がけた東京駅の土産店を高井さんが訪れ、その独特な店づくりや障害者が関わっている商品の取り扱いに感銘を受けたことをきっかけに、関係を深めることになった。

 2021年のクリスマスシーズンに林さんが山梨県のリゾートホテル内の空間演出を担当し、高井さんの就労継続支援施設B型の事業所と協働プロジェクトを実施。その成功を元に障害者福祉のさらなる可能性を引き出すようなデザイン性の高い商品などの開発やサービスの提供を目指し同社を共同で設立した。

 1号店となる同店では、高井さんの会社で取り扱う自家焙煎(ばいせん)コーヒーや、店内で製造するタルト、スコーン、プリン、ランチなどを提供。林さんの会社が関わる全国各地の特産品も販売し、サービスエリアのみで販売していた商品なども取りそろえる。「日本列島を旅するような品ぞろえにしていきたい」と林さんは話す。

 同店は現在、就労継続支援B型事業所として申請中で、今後、就労支援が必要なスタッフが製菓やサービス業務などに加わる予定。店舗面積は約50坪で、現在25席を用意しているが、レイアウトも試行錯誤の途上で、今後、ペットを同伴できるテラス席などの設置も計画する。

 林さんは「地域に根付き、地域の皆さまに愛される店にできれば。これまでの新商品の開発や空間演出で地域に足を運んでもらう仕組み作りの経験を生かし、全国からお客さまに来店してもらえるようなイベントなども企画していきたい」と話す。

営業時間は11時~19時。火曜・水曜・木曜定休(2025年2月以降、変更予定)。

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