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調布に居酒屋「国領集会所」 地域活動の経験生かす地域の寄り合い所に

「食堂・居酒屋 国領集会所」店主の木下智介さん(中央) 会員の皆さんと

「食堂・居酒屋 国領集会所」店主の木下智介さん(中央) 会員の皆さんと

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 「地域の寄り合い所」を目指す「食堂・居酒屋 国領集会所」(調布市国領町4、TEL 042-499-8230)が1月17日、調布市の京王線国領駅近くにオープンした。

「食堂・居酒屋 国領集会所」の外観

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 大手ビールメーカーでの勤務と地域活動の経験を持つ木下智介さんが手がける同店。約30年前から国領に自宅を構え、小学校のPTAソフトボール活動や地域の健全育成活動などに携わってきた木下さん。地域活動後に集う場となっていた飲食店の閉店が続き、地域住民が気軽に集える飲食店を設けたいと考え開業を決意。長年勤めた大手ビールメーカーで培った、既存飲食店・新規オープン店への営業経験やサービススタイルの知見を生かし、同店を開いた。

 料理は前菜の刺し身、日替わりの総菜、手軽な焼き鳥に絞り、刺し身や野菜は地元の店から仕入れ、総菜は居酒屋での手伝いの経験や独学で作り上げたレシピで木下さん自ら調理する。メニューはコースとセットの2種類のみで、コースは、調布第二地区健全委員、調布市ソフトボールの関係者、3回来店した客など、会員登録した客は120分、それ以外の客は90分間の飲み放題付き(4,000円)。セットは、「お通し(刺し身)」「日替わりお総菜3種」「焼き鳥5串」「ドリンク3杯」(2,500円)を提供する。

 店舗面積は約18坪で、テーブル8席、カウンター8席を用意。昔ながらの居酒屋をイメージし、入り口は引き戸とのれんを設けて、店内はモノトーンで落ち着いた雰囲気に仕上げた。PTA活動の中で感じていた子どもの食生活の乱れや孤食の課題にも対応できるよう、今後、子どもも利用できる営業を想定し、店名に「食堂」を加えた。

 アルコール類は、ビール、ウイスキー、サワー、焼酎などのほか、木下さんの故郷である長野県飯田市の蔵元「喜久水」の日本酒なども取りそろえる。

 木下さんは「地域の方々が気軽に立ち寄り、知り合いに会っておしゃべりを楽しめる『寄り合い所』になれれば。私自身もお客さまたちの会話を聞きながら、楽しいセカンドライフを送りたい」と話す。

 営業時間は17時~22時。現金支払い不可。

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