調布市内の店舗の店主などが講師となり、専門知識や情報、コツなどを伝える「調布まちゼミ」が2月1日に始まる。現在、受講申し込みを受け付けている。
市内の店の存在や特徴を市民に知ってもらい、コミュニケーションの機会になることを目的に2014(平成26)年に始まった同事業。徐々に開催エリアを拡大し、昨年から開催地を市内全域に広げ、「売り込み禁止」を基本ルールに、少人数制の38講座を展開する。
つつじヶ丘の「旬総菜&wine ミモザ」ではワインの基本と楽しみ方、柴崎の「神金自転車商会」では自転車の交通ルールや自転車移動を運動に変える乗り方などを教える。「パソコンサポートサービス インテレッセ」は親子でパソコンの分解体験ができる講座、老舗印刷会社「内田平和堂」では活版印刷体験ができる講座を用意するほか、子ども、教育、体のセルフケア、ドリップコーヒーのいれ方、カードゲーム体験、美容、マネーなどをテーマにした幅広い内容をそろえる。
実行委員長で、自身も全国130地域のまちゼミの動向を視察してきた経験を伝える講座を開催する谷中邦彦さんは「コロナ禍で中断していたまちゼミが昨年から復活できてうれしい。これから調布で店を開こうという店主やオンライン開催による参加などもあり、今年は昨年に比べ講座数が倍に増えたので、より多くの皆さんに調布のまちを気軽に楽しんでもらえるのでは」と参加を呼びかける。
開催期間は2月1日~28日。受講無料(別途、材料費が必要な講座もある)。受講希望者は各店まで直接申し込む。定員になり次第締め切る。