調布・アミノバイタルフィールド(調布市西町)で開幕した関東大学アメリカンフットボール1部リーグの全日程が11月30日に終了し、上位3チームは全日本大学選手権に出場した。
関東大学アメリカンフットボール1部リーグは「TOP8」と「BIG8」の16大学で構成され、毎年、TOP8下位とBIG8上位が入れ替え戦を行っている。今季のTOP8は、早稲田大学が7戦全勝で3年ぶり8回目の優勝を果たした。法政大学と明治大学が5勝2敗で同率2位、東京大学が4勝3敗で4位となった。リーグ戦最優秀選手(MVP)には、早稲田大の丸山皓士朗(こうしろう)選手が選ばれた。BIG8は、1位が日本体育大学、2位は青山学院大学、3位は駒澤大学だった。
関東1位の早稲田大は11月23日、仙台で行われた全日本大学選手権準々決勝「AOBA BOWL」で東北大学に勝利した。29日の準決勝「Tokyo Bowl」では、関西2位の立命館大学と対戦し、31―42で敗れた。関東2位の明治大は関西大学に、同3位の法政大は立命館大に、それぞれ準々決勝で敗れた。
11月23日にはアミノバイタルフィールドで、地元の電気通信大学(調布ケ丘)と東京学芸大学が、関東2部Aブロックの国立大対決を行った。電通大クラッシャーズは、ランニングバック畑優成選手の活躍などにより28-21で勝利した。今季2勝目を挙げた電通大は12月6日、国際基督教大学とのリーグ最終戦に臨む。
アミノバイタルフィールドでは13日から、TOP8の7、8位とBIG8の1、2位が対戦するチャレンジマッチなど入れ替え戦が行われるほか、21日には1部リーグのオールスター戦も開催する。
関東学生アメリカンフットボール連盟の関根恒さんは「今年もアミノバイタルフィールドを中心にリーグ戦を行い、多くのリーグで佳境を迎えている。特に昇格と残留を懸けた入れ替え戦は、どの試合も白熱した戦いとなることが確実。調布市や府中市などの市民が無料観戦できる『市民デー』も好評で、引き続き地元の皆さまに応援していただけるよう努めていきたい」と話す。