京王閣競輪場(調布市多摩川4)が主体となり実施した第2回短編競輪小説公募事業「京王閣競輪場物語~KEIRINグランプリ~」の最優秀賞作品を漫画家の江川達也さんが漫画化した。
江川達也さんが手掛けた「KEIRINグランプリ」告知ポスター
年末に開催する競輪界最高峰のレース「KEIRINグランプリ」を広く知ってもらおうと、同レースを題材にした小説を募集した同公募事業。全国から260編の応募作品が寄せられ、6編の選考作品の中から最優秀賞作品を決定した。最優秀賞は東京都在住の中野克哉さんの作品「シュガー&ソルト・ダディ」。
同作品を漫画化した江川さんは「まじかる☆タルるーとくん」や「東京大学物語」などを手掛けた人気漫画家。劇画化の依頼を受け、競輪を全く知らなかったことからすぐに同競輪場でロケハンし、競輪を通した親子愛や勝負の厳しさをストーリーにした作品を40ページに描いた。
江川さんは「競輪を広く皆さんに知っていただくために、激しいぶつかり合いなど『見た目の面白さ』を分かりやすく表現したのはもちろんだが、競輪ファンの方々にも楽しんでもらえるように、自転車のパーツなど細部にまでこだわって描いた。ストーリーだけではなく、そこも見てもらいたいポイント」とコメントしている。江川さんは今回、同レースの開催告知ポスターも手掛けている。同冊子は、京王閣ホームページでプレゼント企画を実施するほか、電子書籍としても公開している。
同レース開催を記念して、競輪用フレームを供給する工房「フレームビルダー」と共同企画でフレームやパーツが全て純金メッキ(24KGP)の自転車「ピストロード」を製作し、限定1台を進呈する。応募はホームページで12月20日まで受け付ける。遊具を導入し11月17日にリニューアルオープンしたキッズルームを記念して来場した未就学児に菓子を進呈する特典も用意する。
「KEIRIN グランプリ」の開催は12月28日~30日。