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調布「深大寺ARアプリ」運用開始 東京五輪に向けて多言語準備も

「深大寺ARアプリ」のトップとスポット情報画面

「深大寺ARアプリ」のトップとスポット情報画面

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 調布市郷土博物館(調布市小島町3、TEL 042-481-7656)が6月1日から、深大寺のガイドアプリ「深大寺ARアプリ」の運用を開始した。

「深大寺ARアプリ」のマップとスポット情報画面

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 宮城県石巻市のNPO法人「みらいサポート石巻」がコンパクトシティいしのまき・街なか創生協議会と共同開発した、津波による被害状況や石巻の「現在・過去・未来」を伝えるためのアプリ「石巻津波伝承AR」をカスタマイズして制作された同アプリ。復興支援の意図も盛り込む。事業費は東京都の緊急雇用創出事業の補助金を活用し、若者や女性などを対象に雇用機会の創出を図る事業として実施した。

 同アプリは、深大寺地域の歴史・文化遺産に関する情報発信を目的としたセルフ・エクスカーション向けアプリケーション。メーンメニューからマップを開き、さまざまな見どころを表示するピンをタップすると、解説や写真を見ることができる。ピンは散策コースごとに色分けされ、全部表示とコースごとの表示に切り替え可能で、英語にも対応。散策コースは、「武蔵野の古道と深大寺」「湧水の恵みと人々の暮らし」「武蔵野と雑木林」などのテーマを用意している。音声ガイドや動画登録のほか、東京オリンピックに向けて多言語などの対応も行っていく予定という。

 事業を担当したNPO法人ちょうふこどもネットの児玉さんは「普段は堂内に収蔵されていて見る機会がない仏像や書画などを深大寺のご協力で素材提供していただいた。外国人の観光客が多い深大寺なので、オリンピックに向けてさまざまな国の人たちに幅広く使ってもらい、深大寺の魅力を知ってもらえたら」と話す。

 アプリはiOS版で日本語・英語に対応。App Storeから無料でダウンロード・利用できる。

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