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全盲の調布市民がパワーリフティング健常者大会で世界一 世界記録更新も

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金メダルをかけてガッツポーズをする大谷重司さん

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 調布市在住の大谷重司さん(59)が4月17日、米テキサス州キリーンで開催された「『第2回ワールドクラシックベンチプレス選手権大会』」マスターズIII クラス74キロ級」で世界記録を達成し優勝した。

「第2回ワールドクラシックベンチプレス選手権大会」表彰式の様子

 大谷さんは、美術大学卒業後に失明、全盲となった。2013年からスポーツクラブ「パワーハウス」(調布市飛田給1)に通い、2014年にトルコで開催された視覚障がい者のパワーリフティング世界一を決める大会で金メダルに輝くなど、数々の大会で優勝経験を持つ。昨年、IPF(国際パワーリフティング連盟)が主催する健常者の世界大会「第1回ワールドクラシックベンチプレス選手権大会」に初参戦し、銅メダルを獲得した。

 2回目の挑戦となる同大会では、マスターズIII日本王者である林靖弘さんと戦うため、林さんのブログ7年分を全部読むなど分析をしたが、圧倒的に不利な状況と誰もが感じていたという。大谷さんはメンタル的にも追い込まれたが、ミスがないように心掛け、強い気持ちで試合に挑んだ結果、見事世界記録145キログラムを更新し、金メダルを手にした。2位は林さん、3位はSides Danielさんだった。

 大谷さんは「勝因はパワーハウス主任コーチ・野田さんの的確な作戦指導と、他の選手と違い、記録に意識を向けず勝負を意識したことだと思う。ベンチプレスは足裏、背中、お尻など見えない部分に力を入れ、感覚で行うスポーツなので、目が見えないことはハンディにならない。5カ月後には、また林さんと戦う予定があるので、負けないようトレーニングに励みたい。世界記録より高い日本記録更新まであと1キロ(146キロ)なので、目指して頑張りたい」と話す。

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