調布で「国際音楽祭」 名称新たに期間拡大、新エンブレム誕生も

「フェスティバル・オーケストラ」

「フェスティバル・オーケストラ」

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)と調布市グリーンホール(同)などで6月11日から、「調布国際音楽祭2017」が開催される。

「フェスティバル・オーケストラ」の様子

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 調布市文化・コミュニティ振興財団が主催する毎年恒例の同音楽祭。第5回を迎える今回から、名称を「調布音楽祭」から「調布国際音楽祭」に改め、新エンブレムも誕生。デザイナーの平野敬子さんが「音楽を媒介として人が集うところに和が生まれる」というイメージを基にデザインし、調布市に寄贈した。同音楽祭は2013年、音楽家の鈴木優人さんをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え「調布から音楽を発信する」音楽祭としてスタート。「バッハの演奏」「アートとの連携」「次世代への継承」という3つのテーマの下、年々規模を拡大している。

 今年は昨年より3日長い8日間の開催。メインプログラムは、サントリーホールとの連携で実現した出張公演「チェンバーミュージック・ガラ・コンサート」や鈴木さんと同門のチェンバロ奏者フランチェスコ・コルティさんが深大寺で演奏する「チェンバロ・リサイタル」のほか、「山下洋輔ジャズナイト」「小菅優『ベートーヴェン詣』2017」「ツィーマンのコーヒーハウス」「フェスティバル・オーケストラ」「フェスタ!動物の謝肉祭」「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ) オール・モーツァルト・プログラム」。

 そのほか、鈴木さんとアソシエイト・プロデューサー森下唯さんの「トークコンサート」や桐朋学園大学音楽学部の在学生と卒業生が次々に出演する「ミュージックカフェ」、オーディションで選ばれた市民音楽家たちによる「オープンステージ」などの無料公演も。毎年多くの子どもたちでにぎわうキッズ公演には、恒例の「たたいてあそぼう2017」や今年から2回公演となる「スギテツ 愛と笑いのクラシック!!」をはじめ、「栗コーダーカルテットwithビューティフルハミングバード」でNHK Eテレの子ども向け番組「ピタゴラスイッチ」のテーマ曲などを演奏する。

 鈴木さんは「当初より多くの世界的な音楽家を招いてユニークなプログラムを展開してきた当音楽祭が、いよいよ名実ともにインターナショナルな存在としての一歩を歩み始める日がやって来た。偉大な世界共通言語である音楽によって、調布から世界へ、世界から調布へ、『調布国際音楽祭』が活発な文化交流の場となることを願っている」と話す。

 6月18日まで。公演スケジュールとチケット料金は、ホームページで確認できる。

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