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箱根駅伝迫る 調布で最終調整・拓殖大、監督「過去最高順位狙う」

拓殖大学陸上競技部・岡田正裕監督、西調布のクラブハウスにて

拓殖大学陸上競技部・岡田正裕監督、西調布のクラブハウスにて

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 西調布にクラブハウスを構え、都立武蔵野の森公園、味の素スタジアム西競技場など、調布を拠点に練習をしている拓殖大学陸上競技部が1月2日・3日、第94回箱根駅伝に出場する。

第94回箱根駅伝予選会5キロ地点、写真中央は西智也選手(4年)

 日本の正月の風物詩で、国民の注目度も高い箱根駅伝。箱根を目指す大学は年々増え、常連校が予選敗退するなど、近年は新興勢力の台頭も目立つ。10月14日に行われた予選会で、拓殖大学は5位通過、5年連続となる箱根本戦出場を決めた。

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 同陸上部を指揮するのは、就任8年目となる岡田正裕監督(72)。前指揮チームの亜細亜大学では箱根駅伝優勝を経験し、通算15回目の箱根挑戦となる。大ベテラン監督でさえ、大会が近づくこの時期は緊張で眠れないと言い、「歴史と伝統ある大会に参加できることに毎回身の引き締まる思い。慣れることはない」と話す。

 キーマンの一人であり、昨年箱根2区で10人抜きの快走を見せ注目を集めた、エチオピア出身のワーグナー・デレセ選手(3年)。同選手は、予選会前の練習で捻挫しており、上位10人の合計タイムで競われる予選会で、完走は果たしたが、チーム内5位の1時間41秒と本来の力を発揮できなかった。岡田監督は「デレセは欠場させるつもりだったが、本人の直訴に心打たれ出場させた。皆、デレセの分をカバーしようと強い気持ちで臨んだ結果、西(4年)、戸部(3年)、馬場(3年)、赤崎(2年)らがしっかりと好タイムで走れた。個々の走力とチーム力が上がったと手応えを感じた」と予選を振り返る。

 12月11日~20日、主将の西智也選手、デレセ選手などのエントリーメンバー16人は、鹿児島県徳之島で合宿を行った。気候が暖かく雑音が入りにくい環境で、体調維持と強弱のある練習を目的に調整を行い、コンディションを整えたという。

「市民の皆さんからいつも温かい声援をいただいている。プレッシャーもあるが、今年はこれまでで最強のチーム。戦力的に2011年の過去最高成績7位を超える可能性も十分。往路から『すごい』」と思わせるレースを組み立てていきたい」と岡田監督は話す。

 最後の箱根となる西選手は「今季のスローガンは『責任感』。全員が自覚を持って取り組んできた。シード権を取って過去最高順位を狙いたい。日頃から応援をしてくれる調布のみなさんの期待に応える走りをしたい」と意気込みを語る。

 市民の期待が高まる中、選手は来年1月2日、8時に大手町をスタートする。