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調布の小中学生がロボット世界大会へ 初代レッドバイソンズからバトン受け

VEXロボティクス世界大会2026に出場するレッドバイソンズ第二世代の皆さん

VEXロボティクス世界大会2026に出場するレッドバイソンズ第二世代の皆さん

 調布市を拠点に活動する小中学生のロボットプログラミングチーム「Red Bisons(レッドバイソンズ)」の第2世代が4月28日から、米セントルイスで開かれる世界大会「VEX(ヴェックス)Robotics World Championship」に出場する。

初代レッドバイソンズが最後に出場したVEXロボティクス世界大会

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 VEXロボティクスは、世界70カ国以上・約110万人のユーザーがいるアメリカ発のSTEM教育教材。毎年異なる課題に基づいてロボットの設計・製作・プログラミングを行い、試行錯誤を通じて課題解決力を養うことを目的としている。競技大会が設けられている点も特徴で、海外ではクラブ活動として取り組むケースも多い。競技は他国チームと即席で協力する試合もあり、技術力に加え、チームワークやコミュニケーション力、語学力も問われる。年間を通して世界各地で予選大会が行われ、その集大成として世界大会が開かれる。

 レッドバイソンズは同市の小学生を中心に結成され、2019年大会から6年連続で日本代表として世界大会の出場権を獲得してきた。現在は、初代からバトンを受け継いだ小学校4年生~中学1年生のメンバーが主体となる「第2世代」が活動。人数も増え、設計、プログラミング、ドライビングなど、それぞれの得意分野を生かし役割分担しながら、チームとして課題に向き合ってきた。

 今年の課題は「Mix&Match」。フィールド上のピンを積み重ねてゴールに集約し、得点を競う。ピンの積み方や置き方によって得点が変わり、他チームと協力して対戦するため、操作性、戦略、連携力が勝敗を左右する。世界大会出場は、予選大会での成績に加え、1年間の取り組みを記録したノートや事前インタビューなどを総合的に審査し決定される。対象となる「VEX IQ」小学生クラスには、世界各地区から勝ち上がった420チームが出場する。

 子どもたちを見守る保護者の一人は「これまで個々で黙々と取り組む場面が多かったが、世界大会出場が決まったことで、作戦について話し合う時間が増え、チームで目標に向かう意識が強まっている」と話す。海外チームとの協働を経験したことで、「世界とのつながりを身近に感じるようになった」との声も聞かれた。「日本では得がたい経験。大きな刺激を受け、自分の夢を見つけてほしい」と期待を寄せる。チームを運営する青少年STEM教育振興会理事で調布市内在住の松澤聡比古さんは「渡航費や資材費が高騰している。世界に挑戦する子どもたちへの支援をお願いできれば」と協賛を呼びかける。

 出場するメンバーは「想像通りにロボットが動くようにしたい」「ドライビングを頑張りたい」「自分の力を最大限出し切りたい」「全力で楽しんで、しっかり勝ちたい」など、それぞれの言葉で意気込みを見せる。「目標得点を安定して取り続けるロボット制御を実現したい」という具体的な目標を掲げる声も聞かれ、直前まで世界の舞台に向けた準備に余念がない。

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