調布市佐須町付近を流れる野川で3月30日、2018年度の「野川桜ライトアップ」が開催される。
今年で15回目を迎える一夜限りの夜桜を演出する同ライトアップイベントは、照明機材などを扱うアーク・システム(調布市富士見町4)が1本の桜をライトアップして同社員らで花見をしていたことがきっかけでスタートした。以後、ライトアップを通して照明の素晴らしさを伝えることや地域住民との交流を目的に、同社が無償協力するほか、地域ボランティアと「野川の桜を楽しむ会」(野川のライトアップ実行委員会)の協力を得て続けられている。
当日は3時間、野川の両岸に咲く桜並木の約630メートル区間の桜をライトアップ。例年、開催日程は2日前になって発表されるが、暗夜に照らされる桜が川面に映し出される風景の美しさを一目見ようと、2万人を超える人々が訪れる。
3月20日放送のTBS「マツコの知らない世界」では「桜を見るために仕事を5回辞めたサクラリーマン」として中西一登さんが出演し、日本全国の花見スポットを紹介し、「日本一素晴らしい」と同ライトアップについて話す姿を約4分にわたり放映。マツコさんも「プロの照明会社がやっているだけあって光が強烈。闇とのコントラストがきれい」と絶賛した。
点灯時間は18時~21時。ペット同伴禁止(ゲージや抱えられるペット可)。ベビーカーの使用、三脚・自撮棒を使う撮影は禁止。同実行委員会では、道路が狭いので事故のないよう、安全な見学を呼び掛けている。