調布市の主婦グループ「だるチャンプロデュース」が、調布市の依頼を受けて制作した「rugby(ラグビー)だるま」が現在、深大寺のそば店「そばごちそう門前」前(調布市深大寺元町5)に展示されている。
日本三大だるま市が開催される深大寺の地から生まれただるまのキャラクター「だるチャン」。地元の女性たちが中心となり、「だるまでどこまでできるか」と、物作りと地域活性化を目指してきた。昭和40年代に行われていた「だるま踊り」を2008年に復活させ、だるまの絵付けや調布の地名の由来とする「布」をだるまに貼る「ちょう布だるま」など、多くのだるま商品制作販売を手掛けている。
「rugbyだるま」は、今年9月に開催されるラグビーワールドカップ2019日本大会を応援しようと製作。「Welcome調布」と書かれたラグビーボールを持っただるまの背面には、20の参加国の国旗が描かれている。背面も良く見てほしいと、回転盤を用意して展示する。
同グループが運営する店舗「だるチャンのおうち」(深大寺元町5)では、さまざまなだるまグッズ販売のほか、「ちょう布だるま」のワークショップを開催しているが、昨年秋ごろから外国人の観光客らの予約が急激に増え、ラグビーワールドカップや2020年東京オリンピック・パラリンピック開催地としての手応えを感じているという。
代表・貴山圭子さんは「昨年誕生した『rugbyだるま』は、ワールドカップが調布を皮切りにスタートするという、またとない光栄、かつ貴重なチャンス。一市民として盛り上げに貢献したい。また調布とだるまの繋がりを知ってもらう絶好の機会でもある。ラグビーを通して、和のだるまが世界に広がってくれたらうれしい。ぜひ初詣の際には見ていただきたい」と話す。
展示は7日まで。