東京2020オリンピック競技大会のテストイベントである「READY STEADY TOKYO-自転車競技(ロード)」が7月21日、都立武蔵野の森公園(東京都府中市・調布市・三鷹市)をスタートして本番と同じコースで開催される。
テストイベントとは本大会の成功に向けて競技運営や大会運営の能力を高めるために実施するもので、同レースでは通過自治体で募集したコースサポーターも参加する。出場予定は、世界ランキング1位のベルギーなどロードレース強豪国を含む9の「ナショナルチーム」と国内外11の「コンチネンタルチーム」、計20チーム(100人)。
レースは同公園から府中市内までパレードランし、稲城市へ渡る是政橋でリアルスタート、東京都・神奈川県・山梨県・静岡県を走り富士スピードウェイ(静岡県小山町)にゴールする、パレード走行区間10キロメートルを含む約244キロメートル(男子)。
自転車ロードレースは一般公道を走る競技で、「自転車版マラソン」ともいわれる。個人の着順を競うが、同国選手のチームワークも見どころ。府中市は、東八道路・小金井街道・桜通り・けやき並木通り・府中街道など主要道路がコースになり、市民の女性は「自宅近所や歩き慣れた道を一流選手が走る姿を間近で見られるチャンス」と楽しみにしている。
当日はフォーリス(府中市宮町1)の「けやき広場」と「光と風の広場」で、東京外国語大学チアリーディング部RAMSや武蔵国府太鼓 國府睦會(こくふむつみかい)による応援イベント、またコカ・コーラボトラーズジャパンの協力によるオリンピックフォトパネル等の展示が行われる(11時~13時)。
スタートは12時。11時からコース及び周辺道路が一定時間交通規制される。