調布市酒販組合が9月に発売を開始したプレミアム焼酎が地元で話題を呼んでいる。
調布でラグビーワールドカップ(RWC)が開催されることを記念して企画されたもので、調布とは飛行機で約40分の距離にある新島の協力を得て実現。「2度と手に入らない」と言われる50年熟成された焼酎をブレンドし、詰めたボトルと新島ガラスで作られたグラスなどをセットにした。
同組合の担当者は「この貴重な焼酎を世に送り出すのに『一生に一度』をキャッチコピーにする今回のラグビーワールドカップは絶好の機会だと思った」と話す。担当者によると、ボトルのふたを開けただけで、焼酎とは思えない、何とも言えない高貴な香りがするという。「この幻の味は一生に一度だと思って、ぜひご購入いただき味わってもらいたい」とも。
焼酎ボトルには「スポーツなどで自分よりもはるかに強い対戦相手に勝つこと」を意味する「GIANT KILLING」の文字と「CHOFU」と書かれたユニホームを着たラグビー選手が描かれている。担当したのは同市の「サンドブラストスタジオ ヤマモト」。グラスやデキャンタは新島ガラスアートセンターが一つ一つ手作りで制作し、ラグビーボールをかたどった取っ手や栓をつけた。
購入者の一人は「父の退職祝いにしたい」。「まだ小学生だが娘が結婚するまで取っておく」などと話していた人もいたという。
限定50セットで1セット5万2,500円。ボトルはナンバリングされている。特製木箱入り。同組合に加盟する酒販店のみで販売する(問い合わせ先はやまぐち酒店)。
同組合では、RWCにちなんで、新島の宮原酒造が製造した麦焼酎「調布 銀幕」(1,140円)と芋焼酎「スクラム組もうぜ」(1,460円、以上税別)も企画・発売。同組合加盟店で購入できるほか、市内飲食店などでも飲むことができる。