調布市西調布駅近くのドーナツ専門店「mocca(モッカ)」(調布市上石原1)で現在、食べられる花「エディブルフラワー」を使った期間限定のクリスマスドーナツを販売している。
ドーナツが好きで食べ歩き、都心の人気ドーナツ店で製造や新店立ち上げの経験を積んだ市内在住の木下美樹さんが、2019年10月にオープンした同店。保存料等添加物不使用で作り置きはせず、子どもから年配客まで幅広い年代に愛される素朴なおいしさの「毎日のおやつ」を提供し続け1周年が過ぎた。当初平日は木下さん1人で切り盛りしてきたが、今年5月からはこれまで週末だけ担当してきた夫の拓哉さんと毎日夫妻で営業している。
商品はシンプルなドーナツに加え、カラフルなチョコでデコレーションしたものや季節の野菜、果物を使った限定ドーナツなど、毎日10種類以上を用意。犬をモチーフにした「ショコラ」は見た目のかわいさも相まって同店を代表する商品となった。毎月数種類のオリジナル新商品も開発し、日によってパウンドケーキやショートブレッドなどの焼き菓子も用意する。
日々さまざまな食材を使って試行錯誤する中、以前から興味のあったエディブルフラワーを紹介され試作。日持ちのしない食材であるため、クリスマスの期間限定でリースをモチーフにした「フラワーリースドーナツ(300円)として販売。エディブルフラワーは、農林水産省が食の安全や環境保全に取り組む農家に付与するASIAGAP認証を受け、クリーンルームで無農薬栽培する「NOUMANN(ノーマン)」(福井県)から直接仕入れる。
販売期間は今年最終営業の12月27日まで。ほかにも期間限定として昨年1日だけ提供し好評だったトナカイをモチーフにした「赤鼻のショコラ」(280円)なども同期間用意する。
木下さんは「毎日を積み重ねて1周年を迎えることができた。これからもお客さまの好みと自分の作りたい味のバランスを考えながら、花やハーブなども試し、見た目にも楽しい四季折々の『毎日のおやつ』を提供できたら」と話す。
営業時間は11時~18時(売り切れ次第終了)。月曜、火曜定休。