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調布・仙川のコーヒー専門店がリニューアル 創業9周年、「ラボ」を新設

自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店「Cafe Cajon (カフェカホン)」のコーヒー

自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店「Cafe Cajon (カフェカホン)」のコーヒー

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 調布市仙川駅近くのスペシャルティコーヒー専門店「Cafe Cajon (カフェカホン)」(調布市若葉町2、TEL 03-6909-1225)が12月9日、創業9周年を迎え、リニューアルオープンした。

自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店「Cafe Cajon (カフェカホン)」店主の平村潤雨さん 創業当初からの相棒焙煎機(右)と

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 都心のコーヒースタンドでサービスなどの経験を積み、セミナーなどに参加してコーヒーの知識を習得した平村潤雨さん。自宅で焙煎(ばいせん)の経験を積むために業務用の小型焙煎機を奮発して購入し、知人に試し飲みしてもらうなど独学で自家焙煎も習得。その焙煎機を使い、2011(平成23)年に自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店として同店をオープンした。

 コーヒー豆は生産者を特定して業者から仕入れる定番のスペシャルティコーヒーのほか、中南米などの生産者を実際に訪問して直接買い付けた豆を限定として、常時約10種類を用意し、できる限り焙煎したてを提供したいと必要な量を都度焙煎して販売。イートインカウンターも併設してドリップコーヒーやエスプレッソなどを提供するほか、近隣のケーキ店などの商品の持ち込みを可能にし、コーヒーのテークアウトにも対応するなど、コーヒーにこだわりのある客だけでなく、地域密着のカフェとしても営業を続けてきた。

 今年4月からはコロナ禍によりイートインコーナーは休止したが、外出自粛やリモートワークなどの影響によって自宅でコーヒーを楽しむ客が増え焙煎量が増加したため、ウイルス感染対策に多くの労力が必要となるイートインの再開は困難だと考えリニューアルを決意。イートインコーナーを撤去して、以前より構想していたワークスペースとテークアウトカウンターを約1カ月かけて新設し、9周年を迎えた日にリニューアルオープンを迎えた。

 店内奧に設けた「ラボ」と呼ぶワークスペースは、自宅などでコーヒーを楽しみたいと思っている客がコーヒーミルやドリッパーなどの器具を試し、焙煎を自身で体験することも可能なレンタルスペースとして営業。テークアウトはこれまで店内で対応してきたが、路面で提供できるよう専用カウンターを設置することで、店内の様子も見やすく、入店しやすい明るい雰囲気の店舗に改装した。コーヒー豆は100グラム740円から、テークアウトは「ドリップコーヒー」(500円)などを用意する。

 平村さんは「自宅でコーヒーを始めたい方々とっても、マニアの方々にとっても、おいしいコーヒーを楽しむ助けになる、親しみやすい店にしていきたい。コーヒーコミュニティーの拠点などにもできたら」と話す。

 営業時間は11時~19時30分。火曜定休。

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