調布市の古刹「深大寺」の山門に20店近く軒を連ねる「深大寺そば」店全てが、今年はコロナ感染拡大防止のため、大みそかの年越し深夜営業を自粛する。
毎年、初詣で多くの参拝客が訪れる深大寺。年越しそばを楽しみに来る人も多く、近隣のそば店は大みそかの深夜はかなりの賑(にぎ)わいを見せているが、今年は東京都が発令した「年末年始 コロナ特別警報」などを受け、全ての店舗が深夜営業を自粛することとなった。大みそかの各店の営業時間の詳細は深大寺そば組合ホームページに掲載。
深大寺そば組合の石川会長は「大晦日の営業時間については各店の判断に任せたが、結果として日をまたいだ深夜営業を行うそば店がなく安心している。深夜の年越しそばを楽しみにされていた方には申し訳ないが、感染予防のため大晦日の深夜参拝後はできるだけまっすぐ帰宅いただければ。誰もが明るい新年を迎えられることを心から願っている」と話す。
29日現在、深大寺は感染防止のための参拝ルートを定めた上で、大みそかは夜通し開門するが、乳幼児を除くマスクの着用と分散初詣をお願いしている。神代植物公園は12月26日から1月12日まで臨時休園の予定。