調布市をメイン舞台に、多数のロケが行われた映画「花束みたいな恋をした」の1月29日公開に合わせ1月8日から、同市はロケ地マップの配布などさまざまな取り組みを実施する。
市内に日活調布撮影所や角川大映スタジオなど多くの映画・映像関連企業が集積する「映画のまち 調布」。2018(平成30)年から本格的に映画やドラマなどのロケ地誘致に積極的に取り組んだ結果、菅田将暉さんと有村架純さん主演の同映画誘致に成功。市役所や地元飲食店、商店街、神社、大型スタジアムなど官民一体となり、ロケツーリズムによる観光振興を推し進める機運が高まっている。
待望の同市をメイン舞台とする同作を起爆剤に、映画作品や俳優の版権活用、全国の映画や出演者ファンを巻き込んだ新しい形のツーリズムコンテンツを企画。市内で撮影された作品を紹介するロケ地マップの作成や市内に俳優が写ったシーン写真を活用した「ロケ地案内パネル」を配置するほか、市内でのロケ地や観光地を紹介した映像「MISSION IN CHOFU」を公開する。
ロケ地マップの配布場所は、同市役所3階(産業振興課)や同市観光案内所「ぬくもりステーション」、各公共施設。パネル設置場所は、御塔坂児童遊園、多摩川児童公園、文化会館たづくり7階カウンター前、深大寺山門付近、調布PARCO5階パルコブックセンター(1月29日~2月14日は1階正面入り口付近)。映像公開は、シアタス調布プレアド、京王線調布駅改札階中央口付近映像モニター、調布観光ナビ、調布市公式ホームページで見ることができる。
同市産業振興課の小川さんは「普段からさまざまな作品のロケ調整を行っているが、今回のように調布市が主なロケ地として起用されることはなかなかないことなのでうれしい。調布市にロケ地巡りで訪れる人が増えるように、今後もひとつひとつ丁寧にロケ対応に臨んでいく」と話す。