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調布・国領に手作りギョーザの店 本場中国仕込みの水ギョーザを看板メニューに

手作りギョーザの店「吉春」の看板 「水餃子」と「焼き餃子」

手作りギョーザの店「吉春」の看板 「水餃子」と「焼き餃子」

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 水ギョーザを看板メニューとする「手作り餃子(ぎょうざ)の店 吉春」(調布市国領町8、TEL 042-426-8153)が12月15日、調布市国領駅近くにオープンした。

手作りギョーザの店「吉春」店主の吉村千恵子さん(左)と吉村隆一さん(右)

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 中国で生まれ育ち、小麦粉を使用した主食を意味する「白案」の調理師免許を取得して中国のホテルで麺類やギョーザの皮などの調理経験を積んできた吉村千恵子さん。来日後、別の仕事に就いていたが、本場中国仕込みの手作り水ギョーザが「食べたことがない食感とおいしさ」と知人から好評で、長年の夢だった自分の店を持つことを決意。コロナ禍により時間を要したが、中華料理や和食店などでの調理経験を持つ弟の吉村隆一さんと共に「手作り餃子の店」として同店をオープンした。

 看板メニューのギョーザの皮は、安心安全で甘みと香りが強い北海道産の小麦粉の中からギョーザに合う品種を選び、強力粉と薄力粉の割合を変えて試作を繰り返して季節によって水分の量を調整するなど、ギョーザに最適な状態を追求して毎日手作りする。餡(あん)には国産の豚肉と野菜を使用し、基本の餡のほか、旬の食材を加えたオリジナルの餡も用意。加える食材に合わせて肉の配合も変え、餡の水分を皮が吸収してしまわないよう、注文を受けてから皮を伸ばし、餡を包んで調理する。

 店舗面積は約10坪で、カウンターのみ10席を用意。カウンターを白木にして和食店の雰囲気に仕上げ、ウイルス感染対策として、席の仕切り板や手指消毒などを用意する。

 メニューは、「水餃子」(6個=450円~)、「焼き餃子」(5個=450円)各5種類のほか、「ピータン」(380円)、「塩豚」(580円)、「杏仁(あんにん)豆腐」(380円)など、オリジナル料理も用意し、ギョーザはテークアウトにも対応。飲み物は、「青島ビール」(550円)、各種紹興酒(380円~)のほか、「茉莉花茶」(600円)などの中国茶なども取りそろえる(価格は全て税別)。

 吉村さんは「ギョーザは主食とおかずを一緒に取ることができる完全食。特に脂っこくない水ギョーザは年配の方々にも最適なので、本格的な手作りの水ギョーザが地域の皆さまの役に立てたらうれしい。注文をいただいてから15~20分程度かかるので、テークアウトの際は電話で予約していただけたら」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分、17時~20時(変更の可能性あり)。

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