見る・遊ぶ

国立天文台などが公開イベント「三鷹・星と宇宙の日」 今年もライブ配信で

講演会のテーマは「アルマ望遠鏡の10年」 ©ALMA (ESO/NAOJ/NRAO) 

講演会のテーマは「アルマ望遠鏡の10年」 ©ALMA (ESO/NAOJ/NRAO) 

  • 36

  •  

 国立天文台三鷹キャンパス(三鷹市大沢2)が10月23日、「三鷹・星と宇宙の日2021」を昨年に続きオンラインで開催する。

謎解き感覚で光について学べる、小学生向けのライブ配信授業 ©国立天文台ハワイ観測所

[広告]

 同イベントは「国立天文台」「アストロバイオロジーセンター」「東京大学天文学教育研究センター」「総合研究大学院大学天文科学専攻」が共同で年に一度開催する特別公開事業。例年は多くの天文ファンや親子連れなどが来場してにぎわうが、昨年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため現地開催はせず、オンラインで時間割にしたがって多彩な番組を配信した。

 今年は「ライブ配信」と「特設コンテンツ」の2本柱で行う。ライブ配信の内容は、メーン講演会、ミニ講演会、質問コーナー、対談、4D2Uシアターなど。メーン講演会は「アルマ望遠鏡の10年」をテーマに、3人の講師がそれぞれの専門分野について話す。講演後、視聴者の質問に講師が回答する。

 小学生向けには、クイズを交えながら光について解説する「予告状のナゾを解け!ドキドキ 星と宇宙の科学クラブ」をハワイ観測所/TMTプロジェクトが配信する(11時~11時30分頃)。途中で起こる「事件」を視聴者が解きながら進める参加型授業。視聴は専用フォームから申し込み(無料)、21日までに事前登録すると特典がある。

 特設コンテンツは、各機関・研究グループなどが趣向を凝らした研究紹介動画や研究ポスターなどを新規に制作し発信する。特別公開運営委員長の渡部潤一さんは「一日では全て視聴できないほどたくさん用意している。多くのコンテンツは引き続き公開するので、何度もアクセスしてじっくり見てほしい」と話す。

 渡部さんは「天文・宇宙研究の最前線について、研究者がライブ配信したり豊富なコンテンツを発信したりする。大人から子どもまで丸一日楽しめる内容を届けるので、全国の皆さんに参加していただきたい」と呼び掛けている。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース