調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で3月16日、地域デビューイベント「始めてみようボランティア」が開催され、密を回避するため席を間引いて用意した会場がほぼ満員となる人気を集めた。
今年で16年目を迎える地域デビュー推進事業は,市民で構成される「調布市地域デビュー推進委員会」が同市協力の下、地域とのつながりを望む市民に、そのきっかけとなる情報などを提供している。
同イベントでは市民活動支援センターの高木直センター長による基調講演「地域ボランティアのすすめ」の後、同推進委員が市内のボランティア団体を訪問した際の報告や委員自らが所属する団体での体験談などが紹介された。
参加者からは「さまざまな団体が調布市内で活動していることを初めて知った。使用済み切手や外国の硬貨、入れ歯なども寄付することができ、それを売って得た資金が市内のボランティア活動に生かされていることも分かり、早速できることから何か行ってみたい」などの声が聞かれた。
主催者の一人は、同イベントが注目を集める理由として、「コロナ禍で、自宅近くで過ごす時間が増えていると思われる中、地域活動に関心を持つ人も増加しているからでは」と話す。
同委員会では11月に「地域デビュー歓迎会」を、12月に「調布再発見(街歩き)」イベント、1月に
「あなたの新しい調布ライフ『サークルデビューしませんか』」を開催し、市民が地域との関わりを持つ機会を設けている。