商業と公共を複合した大型施設「ブランチ調布」(調布市深大寺東町7)が4月22日、東八道路沿いのクリーンセンター跡地にオープンする。
桜の咲く三鷹通りと東八道路の交差点に位置する「ブランチ調布」
同施設は調布市と大和リースによる公民連携事業として計画され、大和リースが運営。開業する商業施設は「フードラボレストラン グリルポットハウス」「ソフトバンク・ワイモバイル」「JINS」「クオール薬局」「デンキチ」「くら寿司」「金剛寺内科クリニック」の7店・院。今後、整形外科と小児科または耳鼻科を募集予定。
公共施設は、地域交流促進事業と高齢者健康増進事業を行う「ふじみ交流プラザ」が5月16日に開設。地域の人がイベントなどで活用できる「コミュニティースペース」と、家族連れなどがくつろげる「あそびのひろば」「みはらしひろば」「いこいのひろば」がある。カームダウン・クールダウン室(心身障がい者などが気持ちを落ち着かせる場所)も用意している。
地下に駐車場、1階に専用駐車場・駐輪場・バイク置き場を設置。公共交通は路線バス(京王バス・小田急バス「航研前」下車)のほか、「調布市ミニバス(コミュニティバス)」北路線のバス停を施設内に設置し経由する。実証実験中の「北部地域巡回公共交通(65歳以上対象の無料ワゴンバス)」は5月17日から経由を予定。
大和リース担当者は「体の不自由な方や高齢者、子どもなど誰もが使いやすいアクセシブル(近寄りやすい)デザインを取り入れた。多摩産の木材を活用したしつらえで木のぬくもりを感じていただければ」と施設の特徴を紹介。さらに「地域コミュニティーの発信拠点として、地域と協調し、調和し、歩調を合わせて、共に育つ施設をつくっていきたい」と抱負を語る。