調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)で5月21日・22日、「第12回せんがわ劇場演劇コンクール」が開催される。
同コンクールは、舞台芸術活動をしている劇団やグループを支援し、地域で応援することを目的に2009(平成21)年から開催。単に劇団の優劣を競うものではなく、同劇場による舞台芸術活動者の育成支援プログラムの出発点として行い、コンクール終了後も劇団と交流しながら育成支援につなげていくことを目指す。
当日は、1次・2次予選を通過したファイナリスト5団体が30~40分の短編作品を上演し競い合う。21日は「盛夏火(せいかび)」「ほしぷろ」「エリア51」、22日は「安住の地」「階(缶々の階)」が上演する。入場は無料だが、既に満席になっている演目もある人気のコンクールであることから、ライブ配信も行う。
審査は、俳優の高田聖子(しょうこ)さん、舞台美術家の長田佳代子さん、劇作家・演出家の松井周さん、劇作家・演出家の三浦直之さん、演劇ジャーナリストの徳永京子さんが務める専門審査員のほか、公募で募った一般審査員が行う。専門審査員が選出する「グランプリ」と、一般審査員と全ステージを観覧した観劇者の投票による「オーディエンス賞」を受賞した各1団体には、同劇場ホールの無料使用権を贈呈。使用権は、グランプリ=1週間分、オーディエンス賞=3日間分。そのほか、個人賞として劇作家賞・演出家賞・俳優賞も用意する。表彰式では専門審査員全員が全団体の講評を行うほか、「アフター・ディスカッション」として、ファイナリスト、専門審査員、一般審査員らで解釈や感想、異論反論などを交わす場も設ける。
上演は、21日=13時30分~17時10分、22日=11時30分~13時40分。表彰式は22日=15時30分~。