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調布・つつじヶ丘にダイニング・バー「あきんち」 空きスナックを改装

ダイニング・バー「あきんち」の店内

ダイニング・バー「あきんち」の店内

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 ダイニング・バー「あきんち」(調布市西つつじヶ丘3、TEL 042-459-5869)が8月20日、調布市つつじヶ丘駅近くのスナック街にオープンした。

ダイニング・バー「あきんち」店主の押田亜紀さん

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 カフェ・ダイニング「クロロッポ」や弁当店「デリ・クロロッポ」を手がけてきた押田亜紀さんが、新たな業態に挑戦しようと開いた同店。2013(平成25)年から約9年にわたり、自宅を改装したカフェ・ダイニングで栄養士としての経験を生かした食事を提供してきた押田さん。昨年には、茶わん蒸しを丼に仕立てたメニューを看板商品に弁当店を開いた。クロロッポでは頻繁にコンサートなどのイベントを開いてきたが、コロナ禍により自粛せざるを得なかった。

 お酒を飲むことも好きで、つつじヶ丘駅近くのスナック店に通う常連客でもあった。通っていた店の向かいにフロア全体が空いているスナックがあると知り、「店でお酒を飲む」という娯楽もなくなってほしくないとの思いで、カフェ・ダイニングを閉め、バー経営に挑戦することを決意。通っていたスナックの店主や飲み友達の協力を得て、6年ほど空いていたというフロアの床や壁などを大家に改装してもらい同店を開いた。

 店舗面積は3坪で、7席を用意。ドアと看板は「良い気が集まる」といわれる黄色を選び、「今は1軒だけだが、スナック街全体が活性化すればうれしい」と期待を込める。

 ドリンクは、飲み友達から意見をもらってラインアップを決めた焼酎やウイスキーのほか、旧店で培った知識を生かしてワインも取りそろえる。フードメニューは旧店で人気だったキッシュ、カレー、パスタなどを用意。調理設備が整っているデリ・クロロッポで仕込み、手作りの味を引き続き提供する。あまりお酒を飲まない旧店の客も来店しやすいよう、席料を抑え、近隣のスナックよりも早い時間から営業するようにした。

 押田さんは「『今日こんなことがあってね』とお酒を飲みながら話してもらえるような、家に帰ってきたと思ってもらえるような店にできたら」と話す。

 営業時間は20時~翌2時。日曜定休。

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