北海道室蘭発祥で40年以上ぶりの再開となる、サンドイッチを看板メニューとしたカフェ&バー「モンルポ Sandwich bar (サンドイッチバー)」(調布市仙川町1、TEL 03-6909-0905)が9月13日、調布市仙川駅近く、仙川商店街にオープンした。
「モンルポ Sandwich bar」マスターの北村裕夫さん
1970年代にサンドイッチを看板メニューとする喫茶店として北海道室蘭市内で創業した同店。当時、具だくさんのサンドイッチを40種類以上用意している喫茶店は珍しく、その味とマスターの人柄も相まって、行列ができるほど人気の店だったが惜しまれつつ閉店。マスターの北村裕夫さんは、その後、別の仕事に就いていたが、「いつかまた再開できたら」との家族の思いを実現し、長男の北村真央さんが代表となって40年以上ぶりに再開した。
仙川駅周辺は30年近く通っているなじみ深い街で、商店街の2階の窓の広いテナントという立地も室蘭の店と似ていることから出店を決意。店舗面積は約14坪で、テーブルとカウンター合わせて18席を用意し、レコードプレーヤーを含むオーディオセットや、コーヒーカップなどは旧店のものを使う。
看板メニューのサンドイッチには具材によって異なる4種類のパンを用意し、旧店のメニューに加え新たに開発した20種類程度を取りそろえる。「たまごタマゴサンド」(720円)などの定番のほか、「柿×カブ×生ハム」(1,140円)などの季節限定や「フライドチキン×グリーンカレー×パクチー」(1,200円)などオリジナルのサンドイッチも用意し、メニューは毎月一部を入れ替える。
北海道の味も多数用意。鶏肉ではなく豚肉を使う室蘭名物「室蘭やきとり」を使ったサンドイッチや、「男山」「国士無双」などの日本酒や焼酎「グランブルー」など北海道産のアルコールも取りそろえる。おつまみも北海道産ジャガイモとバターを使った「ポテトフライ」(480円)や「ザンギ」(580円)など、北海道ならではのメニューを提供する。
北村さんは「再開に当たり、アルコールも豊富に取りそろえ、食事だけでなくお酒も楽しんでもらえる店を目指している。地域の皆さまに『おいしい』と言ってもらえる料理を用意して、北海道にゆかりのある方々も集う店にできたら」と話す。
営業時間は7時~22時。