創立9年目を迎えたフェンシングクラブ「東京ガーデンフェンシングクラブ」が7月1日、組織と名称を変更し「MNH(エムエヌエイチ)フェンシングクラブ」(調布市調布ヶ丘1、TEL 042-426-2061)としてリニューアルした。
「みんなで日本をHAPPYに!」を経営理念に掲げるMNH(同)の関連団体として運営してきた「東京ガーデンフェンシングクラブ」。MNHは「ものづくりを通じて、誰もが喜びを感じて働ける社会の創造」を目指し、ビジネスモデルや商品開発、食品の製造販売などを手がけ、今年で創業15周年を迎えた。スポーツの分野でも、マイナースポーツの競技人口を増やし、競技引退後に指導の場を確保することで、「誰もが喜びを感じて働く社会を実現したい」と考え、都内に数少ないフェンシングクラブをオープン。営利を目的としない社団法人として運営してきた。
近年SDGsへの関心が高まり、営利を目的としないソーシャルビジネスへの理解も深まったとの判断で、6月1日、「株式会社MNHスポーツ」を設立し社団法人の事業を継承。同クラブの名称も「MNHフェンシングクラブ」にリニューアルした。競技人口の増加と指導者への適切な報酬支払いの仕組みを作り上げることに注力し、フェンシングだけでなく他のマイナースポーツにも事業を拡大して、より一層の経営理念の実現を目指す。
新施設のフロア面積はこれまでと変わらず180平方メートルで、リニューアルに当たり若干の配置換えを行った。日本で初めてフェンシングの級制度を導入し、技量に応じたレッスンカリキュラムや指導体系を整備。これにより、未経験者でも分かりやすいレベル分けが可能となり、上達したことを実感し、モチベーションを維持することで競技人口の増加に期待する。
小澤尚弘社長は「フェンシング以外の生涯スポーツやパラスポーツなど、幅広い世代の人々が集えるスポーツにも拡大し、『地域スポーツクラブ』を実現できたら」と話す。
営業時間は11時~21時(水曜・木曜は17時~、金曜は15時30分~、日曜は18時30分まで)。月曜・火曜定休。