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調布・えの木駐車場がまち歩き企画 駅前のにぎわい願い

「タコ木」電柱看板などが話題のえの木駐車場 井上一格さん

「タコ木」電柱看板などが話題のえの木駐車場 井上一格さん

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 コロナ禍の飲食店を応援しようと、「飲食店応援キャンペーン」を実施する「えの木駐車場」(調布市小島町1)が現在、キャンペーンの期限延長告知と合わせ、まち歩き企画「4ひきをさがせ!」を開催している。

調布で生まれ育った井上社長タコの遊具でもの思いにふける

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 自身を奇抜にデフォルメしたキャラクター「えの木P社長」の広告で、同キャンペーンをPRしてきた社長の井上一格さん。「駐車場経営は周囲のにぎわいがあってこそ」と、コロナ禍で経営が厳しかった駅前の飲食店に駐車場客を誘導しようと、参加を希望する店に同サービス券を無償で提供する企画を始めて3年以上が経過した。調布で生まれ育った井上さんは、情勢が落ち着きつつある現在でも応援してきた店の閉店には心を痛め、もっと地元を盛り上げたいと試行錯誤している。

 同駅周辺34本の電柱に掲出中の同社看板を探すことで地域を周遊してもらおうという同企画。今回はタコの遊具が人気の「鉄道敷地公園」(小島町2)周辺に掲出中の広告で、「タコ公園」の通称にちなみ、「えの木P社長」を「タコ化」させた新たな10匹の「タコ木」キャラクターシリーズを活用。キャラクター一匹ずつを掲出した電柱のうち4種類(匹)を見つけて撮影し、SNSに投稿してもらう。投稿者には同駐車場の24時間サービス券やオリジナルステッカーなどを進呈する。

 現在、同駐車場の電柱看板のデザインは37種類。全て井上さんが考案したもので、「地元への愛着が深まれば」と、「タコ木」のように設置エリアにちなんだキャラクター、同駐車場の一角にある甲州街道一里塚などについての調布の豆知識など、「『遊び』の要素や『もう少し調べたくなる』情報を盛り込んだデザイン」も多く、通行人を楽しませている。

 井上さんは「企画への応募数はまだ少ないが、SNSでの反響や看板を指さして会話をしている家族連れなどを見かけたときはうれしい。駐車場経営は直接お客さんと接することが少ないので、地域とのコミュニケーションにつながることを楽しみながら考えている。まちの明るさや楽しさにつながって、少しでも地元の良いイメージを作れたら」と話す。

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