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「調布国際音楽祭2024」開催決まる 市民演奏家募集も

鈴木優人©Marco Borggreve 鈴木雅明©Marco Borggreve

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 「第12回『調布国際音楽祭2024』」が6月15日~23日に開催される。調布市文化・コミュニティ振興財団が1月11日、発表した。

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 「手作りの感覚とクオリティーを両立させた」ラインアップで親しまれる同音楽祭。世界で活躍し、2020年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した音楽家の鈴木優人さんをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、国内外の音楽賞を多数受賞する鈴木雅明さんが監修を務める。

 今年の目玉は、世界で活躍するバイオリニスト、イザベル・ファウストさんを迎え、さらに2022年に30年ぶりにNHK交響楽団と共に演奏する「鈴木優人×イザベル・ファウスト NHK交響楽団 in Chofu」。ベートーベンのバイオリン協奏曲やバッハからシューベルトまで正統派プログラムを用意する。

 参加型企画のフェスティバル・オーケストラ団員募集と、今年で3回目を迎えるワークショップ「新しい音楽をつくる」の作品募集の概要も決定した。

 若手演奏家を中心に構成する調布国際音楽祭公式のオーケストラで、鈴木優人さんの呼びかけに応えたバイオリニストの白井圭さんやフルート奏者の上野星矢さんをはじめとする国際的に活躍する演奏家や国内外の主要オーケストラの首席奏者らが各パートを指導し、トップを務める。昨年に引き続き、ディルク・アルトマンさんらを海外から講師に迎え、参加者は合同練習を経て、本番に臨む。外国籍の参加者には渡航費などを補助するなど、「国際色豊かな取り組みを行う」という。

 ワークショップ「新しい音楽をつくるVol.3」は、事前に作曲家が書いた作品を、第一線で活躍する奏者が初めて音にしながらディスカッションを重ね、「新作」を作り上げる企画。同ワークショップに作品を提供する作曲家も募集するほか、毎年音楽祭の入り口を彩るコンサート「ミュージックカフェ」「オープンステージ」に出演する市民演奏家も募集する。

 鈴木優人さんは「今年も再び、調布国際音楽祭が帰ってきます。多様な音色とともに世界中のアーティストたちが調布に集結。テーマは『MUSIC WITHOUT BORDERS』。異なる文化や言語の壁を越え、音楽でつながる瞬間を体験しませんか。音楽がもたらす無限の可能性を、客席で、演奏で、カフェで、通りすがりに、などさまざまな形で楽しむことができます。皆さまの熱いご参加を心よりお待ちしています」とコメントする。

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