人との出会いや体験の共有を通して、街を楽しむ新しい形のマラソンとして全国で広まりつつある「シャルソン」が5月26日、調布で初開催される。「シャルソン」はフェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアと連動した「ソーシャルマラソン」の略称。

4月20日には聖蹟桜ヶ丘で開催。スタッフと参加者の集合写真

　多摩地区でフルマラソン大会の開催を目指す「多摩地区フルマラソンプロジェクト」リーダーの馬場さんが調布青年会議所の梶原さんに出会ったのが同イベント開催のきっかけ。常々「シャルソン」を開催したいと思っていた馬場さんの願いを同会議所が引き受けた。

　「シャルソン」は、メドックマラソンというワインを飲みながらコスプレをして走るフランスのイベントを日本流、現代流にアレンジしたもので、経堂にある「パクチーハウス東京」の佐谷さんが提唱し、2012年2月に初めて実施された。決められたエリアの中で、タイムを気にせず、自由なコースを、共通のTシャツを着て走り、写真や居場所をフェイスブックなどのソーシャルメディアで共有するのが特徴。

　「調布シャルソン」は柴崎駅の目の前にある調布青年会議所の事務局をスタート地点とし、ゴールは調布清掃（深大寺東町1）。参加者に渡されるマップには、RACH（小島町3）やちょこカフェ（深大寺元町1）、ばさら（仙川町1）など、市内飲食店10店以上が提供する給水所が記される。給水所では水だけでなく、電源や独自のサービスも受けられる。

　実行委員長の遠藤昇弘さんは「走りながら集めた面白い『体験』をゴール後にみんなでシェアしましょう。新しいまちの魅力や人のつながりなど、いつもとはひと味違った調布を一緒に冒険したい」と話す。

　8時30分受付、9時スタート。15時からはゴール地点でバーベキューパーティーを行う。参加費と募集人数は、大人4,000円（小学4年生以上）・先着100人、子ども2,000円（3年生以下）・30人で、オリジナルＴシャツ代とパーティー代（ドリンク別）を含む。雨天決行。申し込み方法など、詳しくはホームページで確認できる。