調布・つつじヶ丘に4月24日、コミュニティーハウス「もえぎ家」（調布市西つつじヶ丘2）がオープンした。

縁側がある和室は、タイ古式マッサージのサロンやイベントスペースとして使用される

　同拠点は、木造平屋建ての広さ14坪ほどの民家を借りてスタート。調布市在住の4人の母親たちがそれぞれ、セラピスト、イラストレーター、料理人、ライターとして活動拠点とし、得意分野を生かしたイベント発信や情報発信していく。

　2部屋ある和室は、同ハウス発起人でタイ古式マッサージ「ゆるのば」のセラピストである曽根かな子さんがリラクセーションサロンとして使用し、もう一部屋は本の装丁や雑誌のカットを手掛けるイラストレーター・新目惠さんのアトリエとなる。サロンが休みの日は、「HARAMIRAI-ハラミライ」主宰の三橋詩乃さんがみそや塩麹（こうじ）などの発酵食の面白さを伝える料理教室や、絵本の世界に魅了されたライターの黒木瑛子さんが持ち寄った絵本を紹介し合って大人同士が絵本の楽しみを味わう会など、イベントを不定期に開催していく予定。そのほか、集まる人とコラボレーションしたワークショップなども企画していく。

　24日に開催したオープニングパーティーでは家を開放し、軽食と飲み物で来場者をもてなした。日中はハンモックを手編みするワークショップや食材を持ち寄るサンドイッチパーティーなどが開かれ、親子連れの姿も多く見られた。

　曽根さんは「季節の行事や身の回りの自然など、日々の暮らしのすぐそばにあるものに目を向ける場を提案していきたい。自分一人ではできないことを、この家でみんなと一緒にやってみようという『共に楽しむ』気持ちでここに来てほしい」と話す。