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調布に暮らした武者小路実篤展 没後40年を機に全体像を紹介

企画展「調布に暮らした武者小路実篤展~自然は美しい 人生も美しい~」

企画展「調布に暮らした武者小路実篤展~自然は美しい 人生も美しい~」

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 調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で現在、企画展「調布に暮らした武者小路実篤展~自然は美しい 人生も美しい~」が開催されている。

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 武者小路実篤は、1910(明治43)年に雑誌「白樺」を創刊し、以後60年余にわたる文学活動で代表作「友情」をはじめ多くの作品を発表。1918(大正7)年には、人間らしく生きられる社会の実現を志して「新しき村」を創設した。40歳ころから書画の制作を始め、味わい深い作風は今も親しまれている。実篤は1955(昭和30)年12月、70歳の時に調布市仙川の地に移り住み、毎日午前中は原稿を書き、午後は絵を描いて1976(昭和51)年に90歳で亡くなるまでの20年間を過ごした。現在は邸宅の敷地を実篤公園として公開され、旧実篤邸も当時のまま残されている。

 没後40年にあたる今年、日本近代の文化と思想に大きな影響を与えた武者小路実篤の全体像を改めて紹介しようと企画した同展。数々の作品展示のほか、1月14日・2月16日にギャラリートークを開催、参加企画も用意する。1月29日は淡彩画ワークショップ「実篤のように色紙に絵を描こう」、2月5日は講座「初めて知る人のための武者小路実篤講座」、同12日は公開ワークショップ「朗読で感じる実篤『友情』を読む」を開催する。

 同市武者小路実篤記念館学芸員の伊藤さんは「たづくり移動展で近年、さまざまな切り口でテーマを絞って実施していたが、今回は文学・美術・思想とさまざまな分野で多くの業績を残した実篤の全体緒像を紹介。この機会に改めて実篤の人と作品に親しんでいただけたら」と話す。

 開催時間は10時~18時。1月23日・24日休館。入場無料。2月24日まで。

 ギャラリートーク開催時間は13時15分~14時15分(当日先着30人)。淡彩画ワークショップは13時30分~15時(要申し込み)。講座は10時30分~12時(要申し込み)。公開ワークショップは13時30分~15時30分(要申し込み)。

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