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西調布の人気洋菓子店がバレンタイン新作「日本酒ショコラ」 試作2年、風味こだわり

約2年の試作を経て完成した新作SAKE ショコラ「MASAMUNE」

約2年の試作を経て完成した新作SAKE ショコラ「MASAMUNE」

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 調布・西調布の旧甲州街道沿いにある洋菓子店「EACH FAN PASTRY(イーチ ファン ペストリー)」(調布市下石原1)が現在、バレンタイン向けの新商品を販売している。

「EACH FAN PASTRY」内のキッチンに並ぶ伊予柑(いよかん)オランジェット

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 2014年にオープンした同店は、ケーキや焼き菓子などの洋菓子のほか、スコーン、マフィン、パイ、タルトなど練り生地を使った商品が常時ショーケースに並ぶ。ペストリーチーフ兼オーナーの飯田剛さんは、日常おやつとして食べる菓子やパンにも良質な素材を使い、日々の生活にぜいたくや幸せを感じる商品作りをコンセプトに、バレンタイン商品もそれぞれに生地やチョコレートカカオの種類・配合を変えたこだわりの商品をそろえる。

 バレンタインに向けチョコレート商品は20種類以上を用意。目玉商品は「SAKEショコラ『MASAMUNE』」(1,000円~)。飯田さんが日本酒をチョコレートにしたいと2年間試作を繰り返す中、「櫻正宗(さくらまさむね)純米吟醸酒『金稀(きんまれ)』との出会いによってイメージが湧いた」という。この時期にしかとれない生の酒かすも使い、繊細な日本酒の香りとかむごとにチョコレートとオレンジの風味を楽しめる新作となった。

 スコーン生地をブラウンシュガーと種子島の白ザラメでカリカリに焼き上げ、厳選したチョコレートをコーティングした「カリカリスコーン」(230円)はビター・ミルク・ストロベリーの3種類を用意。ビスケットとチョコレートの新作菓子「bis-c(ビスク)」(230円)は、焙煎(ばいせん)した玄米を使い焼き上げたビスケットは、ほろほろとした食感で香ばしく、玄米の香りとビスケットの食感がチョコレートにしっとりマッチするよう仕上げた。

 そのほか、愛媛県西宇和特産の伊予柑(いよかん)や国産ブラッドオレンジにチョコレートを合わせた「オランジェット」(350円)、チョコレートにドライフルーツやナッツをちりばめた「マンディアン」(200円)、定番の「ボンボンショコラ」(230円~)なども販売。「ボンボンショコラ」は7種類を用意し、好きなチョコレートを選んでギフト箱に詰め合わせることができる(400円~1,300円)。

 飯田さんは「たくさんの出会いから刺激を受け新作チョコレートが出来上がった。お客さまや関わりのある方々への感謝の気持ちをペストリーとして表現し還元できれば、との思いを込めて作っている。チョコレートを作るのはバレンタインの時期だけなので、2月はチョコレートから『EACH FAN PASTRY』の世界観を感じていただければ」と話す。

 営業時間は10時~20時。水曜定休。

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