邪気を払う節分行事を行う2月2日、調布と府中の寺社は俳優やスポーツ選手などのゲストを招き年男年女とともに豆まき式を行う。
節分とは季節の変わり目のことで、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す。このうち豆まきを行う節分は立春の前日で、立春の日は「春分の日」「秋分の日」と同じように太陽の黄道上の動きによって決まる。暦は国立天文台が発表し、今年の節分は2月2日。前回2日だったのは4年前の2021年で、その前は1897(明治30)年だった。
深大寺(調布市深大寺元町5)の豆まき式は、元三大師(がんざんだいし)が鬼の姿に変わり魔を降したという「鬼大師」の信仰から、「鬼は外」と言わず「福は内」だけで行う。ゲストは、俳優の野添義弘さん、池上季実子さん、迫田孝也さん、歌舞伎俳優の中村鷹之資さん、お寺仏像研究家で芸人のみほとけさん、力士の玉鷲関、玉正鳳関など。本堂前特設舞台で11時30分、13時30分、15時30分から行い、ゲストの登壇時間はウェブサイトで確認できる。現在、節分会特別授与物の「福豆」「福豆・護符」「福豆・護符・福枡」を授与している(なくなり次第終了)。当日は節分限定「魔滅(豆)御朱印」を授与し、護摩祈願者には豆大師の姿を記した特別護摩札を授ける。
布多天神社(調布ヶ丘1)の豆まき式は、神楽殿で12時30分~16時に30分間隔で8回行う。例年、奉賛会会員の年男年女のほかに一般から申し込みのあった年男年女(14時30分)や子どもの年男年女(16時)も参加して行う。現在、神札が付いた「福豆」「福豆・福枡」を授与している(2日まで)。当日は福引付きも授与し、参拝者に紅茶を振る舞う。
大國魂(おおくにたま)神社(府中市宮町3)の豆まき式は、11時20分、14時20分、16時20分、18時20分から。ゲストは、武蔵国府中大使の「純烈」メンバー、府中出身の中倉彰子さん・宏美さん(棋士)と高木ちえ美さん(歌手)と富樫麗加さん(ボートレーサー)、俳優の藤林泰也さん、タレントの安田美沙子さん。さらに、東芝ブレイブルーパス東京の選手、府中ゆかりのスポーツチームの選手やマスコット、地域キャラクターなど大勢が参加する。ゲストの登壇時間はウェブサイトで確認できる。現在、「一陽来復神璽(いちようらいふくしんじ)」と数量限定の福引付き「福枡(一陽来復神璽・福豆・お神酒・お供物)」を授与している(2日まで)。福引の当選発表は節分会場。