アジサイの花が咲き始めた都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)が現在、「梅雨を漫喫 あじさいウィーク」を開催している。
同園の「あじさい園」では色も形もさまざまな約130種類500株のアジサイが咲き、6月上旬から7月上旬まで見頃が続く。会期中、雨降りでもアジサイを観賞しやすいように透明ビニール傘を貸し出す。広報担当の角川佳蓮さんは「この傘で視界を遮ることなく360度見渡して、雨の日にこそ映えるアジサイの色彩をゆっくり楽しんでほしい」と話す。貸出場所は正門と深大寺門。「数に限りがあるため、再入園の予定でも退園時にいったん返却していただきたい」と呼びかける。
屋外展示場で7日まで「あじさい展」を開き、ヤマアジサイを中心にした園芸品種の鉢植えを紹介する。角川さんは「当園の職員が丹精込めて育てたアジサイの鉢植えが並ぶ。今年は例年より展示期間が短いので、ご覧になりたい方は早めの来園を」とも。
正門前の屋外展示場では「ハナショウブ展」も同時開催。ハナショウブは日本の山野に自生するノハナショウブを元に江戸時代から品種改良された伝統園芸植物。栽培地域によって花に対する考え方が異なり、それぞれの目的に沿った品種改良が行われた。江戸系・伊勢系・肥後系に分けられ、江戸時代後期から命名された品種の総数は5000を超え、そのうち2000品種が現存するといわれる。
深大寺門から徒歩5分ほどの場所にある分園「水生植物園」(深大寺元町2)では、約50品種1500株のハナショウブを栽培している。この時季は真っすぐ伸びた花茎に紫色や白色の花が咲き、初夏の風情を感じられる。角川さんは「近くに深大寺城跡があり、散歩にもお勧めの公園。この分園は入園無料なので、深大寺を参拝した際に立ち寄って水辺の花を楽しんでほしい」とも。
開園時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。今月28日まで。