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調布・神代植物公園で「江戸の夏」初開催 変化朝顔や風鈴など

涼を呼ぶ風情の「つりしのぶ」と伝統的手法で作られた「江戸風鈴」

涼を呼ぶ風情の「つりしのぶ」と伝統的手法で作られた「江戸風鈴」

 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)が現在、江戸風情ある朝顔や風鈴を楽しみながら園内を散策できる「江戸の夏を歩く 変化朝顔と風鈴回廊」を開催している。

青水晶斑入並葉姫淡水色丸咲(あおすいしょう ふいりなみば ひめみずいろまるざき) 種子等提供:遺伝学普及会/九州大学/NBRP

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 変化朝顔とは突然変異によって花びらや葉の形、色、模様などが変化した、通常とは異なる姿のアサガオのこと。江戸時代に度々ブームになり、八重咲きや切れ込みの入った花、縮れた葉など珍しい品種が、愛好家らの手で選別・保存された。同園ではこの時季、正門と深大寺門に変化朝顔を展示し、見頃を迎えた鉢は植物会館にも並べる。両門では、風鈴の音で来園者を迎える「風鈴門」の演出も行う。

 木漏れ日の中で風鈴の音を聞きながらアサガオを観賞できる「朝顔と風鈴回廊」を「せせらぎの小路」に設置。約400個の風鈴が下がる回廊は、涼しげな雰囲気を楽しめるフォトスポットにもなっている。

 植物会館中庭では、特別展示「つりしのぶと江戸風鈴」を同時開催している。つりしのぶは、竹などにコケを巻き付けて、シダ植物「シノブ」の根茎を固定した観賞品。江戸時代に植木屋が得意客への中元に仕立てたのが始まりとされる。軒先につるすと涼を感じるとして、江戸時代から親しまれてきた夏の風物詩。

 江戸風鈴は、江戸時代から伝わる技法を生かして職人が手作りする東京の伝統工芸品。ガラスを宙吹きで成形し、鳴り口にギザギザを残し、内側から絵付けをするのが特徴。金魚や花火など夏の風物を描いたもののほか、魔よけに通じる赤色の風鈴も多い。

 植物会館ホールでは「江戸の涼をたずねて」と題したパネル展も開催。江戸時代の夏着や食べ物、住まいなど、庶民の夏の過ごし方を紹介している。

 広報担当の角川佳蓮さんは「当園では四季を通じて江戸園芸文化の魅力を発信している。この夏は、変化朝顔や風鈴、つりしのぶなど江戸の人々が親しんだ夏の風情を感じながら園内を散策していただければ」と話す。

 園内では、同イベントに合わせた飲食メニューを用意する。芝生売店で「キラキラ甘酒かき氷 朝顔仕立て」(600円)を販売。江戸時代に「夏の栄養ドリンク」として飲まれた甘酒をかき氷にして、アサガオをイメージした彩りを添えた甘味。ガーデン売店の「キラキラ神代ローズフロート」(600円)は、同園で人気のローズドリンクにバニラアイスを浮かべ、ジュエリーシュガーをトッピングした飲み物。角川さんは「どちらも暑い夏にぴったりのメニューなので、休憩しながら召し上がっていただければ」と呼びかける。

 開園時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。月曜休園(祝日の場合は翌平日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住・在学の場合は無料)、小学生以下無料。8月30日まで。

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