都会で自然とのつながりを感じるイベント「木霊」-仙川森のテラスで

自然をなるべくそのままに残した仙川森のテラス。

自然をなるべくそのままに残した仙川森のテラス。

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 都内で活動しているボランティア団体やNGO団体、ギターやウクレレ、カリンバ奏者を集めたイベント「木霊~天地を繋ぐ兄弟からの囁き~」が11月29日、仙川森のテラス(調布市若葉町1、TEL 03-3307-1987)で開催される。

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 同テラスは造園家の山田茂雄さんの自宅兼事務所で、庭は誰でも行き来することができ一般に開放されている。「国分寺崖線」という立川から世田谷まで続く段丘の雑木林の中にある約100坪の敷地で、山田さんが四季の自然を感じられるようになるべく木を切らずに建てたもの。自然の中で心豊かな時間を感じてほしいという思いが込められている。

 山田さんは「環境の循環」を大事にするために地元である秋田で山の分水嶺(尾根線)からすそ野の里地まで水路をそのまま確保できる状態で約26ヘクタールの土地をそれぞれの地主と5年がかりで交渉し、広大な「あきた森のテラス」をオープンさせた。

 山田さんは「緑の中にいる居心地の良さと、環境の保護や配慮を来る人たちに伝えたい。仙川森のテラスで自然に触れたら、次は秋田にも来てほしい。テラスをはだしで歩き、道行く人や村の人と話をしたり、いろいろな体験をしてほしい」と話す。

 同イベントは庭と建物全体を貸し切り、トークセッションやライブ、出店など行う。トークセッションは山田さんのほか、熊本で農園を持ち林活動や森林ボランティアを行っている正木高志さんやツリーハウス作りなど自然と人間の共存を考えながら高尾山の自然を守る環境NGO虔十の会代表の坂田昌子さんが参加する。

 同イベントの企画者であるガラス雑貨店「天地創造屋」の龍源さんは「都会で自然とのつながりを思い出す、そんな機会になればと思い企画した」と話す。

 ライブはカリンバ奏者Sageさん、ギター弾き語りゆめやえいこさん、ギター&ウクレレ奏者風義さんが出演。おむすびやコーヒー、お菓子などの飲食販売のほか、アクセサリーやはし、ガラス雑貨やハンモックなどの出店も行う。

 開催時間10時30分~16時。入場料は3,000円。問い合わせは「天地創造屋」龍源さん(TEL 090-6411-6182)まで。

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