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調布発の復興支援ツアー、市の優待制度で割安に

調布市との提携で、東日本復興支援プランを実施する「さくらツーリスト」。写真一番右が新國社長

調布市との提携で、東日本復興支援プランを実施する「さくらツーリスト」。写真一番右が新國社長

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 調布市は10月、市内在住・在勤・在学またはその家族の人であれば優待が受けられる旅行事業「調布市いやしとふれあいの旅事業」に、震災被災地の旅館やホテル、日帰りツアーのプランを追加したことを発表した。

東日本復興支援プランとして優待が受けられる、震災被災地の宿の一覧(関連画像)

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 同市では、事業協力協定を結んでいる河津温泉旅館組合に加盟する20の旅館に宿泊する市民に2006年から優待を実施していたが、この度7月に「京王観光」、10月に「さくらツーリスト」とも協定を交わしたことで、宿泊施設は40に増え、新たにツアーも実施することになった。

 宿泊施設はいずれも2人以上の利用で、山梨県の「石和温泉 ホテルふじ」(平日・休日1人=8,400円、土・休前日=1万1,500円)や、被災地域の茨城県「五浦温泉 五浦観光ホテル」(平日=1人9,450円など)、福島県「会津・熱塩温泉 山形屋」(平日・休日=1人8,400円、土曜・休前日=1人1万1,500円)など。

 日帰りツアーは、静岡県や栃木県に加え、11月8日に「福島県 安達ケ原ふるさと村と二本松城址の菊人形展」(参加費6,000円)を実施するほか、来年1月22日「福島県 会津西街道の宿場・大内宿散策と昼食」(5,900円)、3月20日「福島県 母畑温泉八幡屋日帰り入浴と乙字ケ滝」(大人=7,000円、子ども=6,700円)も予定。

 調布市からの呼び掛けに応じ、復興支援企画を提案した「さくらツーリスト」(調布市布田1 TEL 0120-18-0592)の新國政和社長は「今回、行政からの依頼でツアーなどを企画したが、今後の地域活性化には官民一体での取り組みが不可欠。現在まで、さまざまな復興支援が行われているが、地域の旅行代理店にできることは現地の観光産業を衰退させないこと。優待を利用すれば、非常にお徳なツアーや宿泊施設なので、この機会に多くの方に申し込みいただき、復興支援にもつながれば」と話す。

 高齢者や障害者は、さらに宿泊費の一部が助成される。詳しくは調布市協働推進課(TEL 042-481-7036)まで。調布市ホームページでも確認できる。

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