調布音楽祭、クラシック中心に内容一新へ-バッハからキッズプログラムまで

調布音楽祭の総合プロデューサー・鈴木優人さん。オランダ在住の指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバリスト、オルガニストとして活動している。

調布音楽祭の総合プロデューサー・鈴木優人さん。オランダ在住の指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバリスト、オルガニストとして活動している。

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 調布市文化会館たづくりと調布市グリーンホール(調布市小島町2)で6月22日、「調布音楽祭」が開催される。主催は調布市文化・コミュニティ振興財団。

1990年に鈴木雅明さんが創設したバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)

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 同音楽祭はこれまで毎年開催してきたが、今年初めて音楽家の鈴木優人さんを筆頭にプロジェクト委員会を発足。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)音楽監督の鈴木雅明さん監修の下、鈴木優人さんが総合プロデュースを手掛け、演出家の田村吾郎さんがアートディレクターに就任。新たな調布音楽祭をスタートさせる。

 前日の21日には、世界的オペラ歌手・森麻季さんによるプレコンサートを開催。22日当日のオープニングセレモニーには、調布市長も出席しファンファーレとともに開幕。俳優の石丸幹二さんやフランスから来日するビオラ奏者のアントワン・タメスティさん、鈴木雅明さん指揮のバッハ・コレギウム・ジャパンなどがプログラムを披露する。また、キッズプログラムとして0歳から入場できる「うたのお姉さんによる『マタニティコンサート』」や「たたいてあそぼう『打楽器の玉手箱』」も開催する。

 たづくりエントランスホールでは終日、オープンステージを用意。中学生からプロの音楽家などオーディションで選ばれた8組がトークを交えたプログラムを披露。むらさきホールでは「ミュージックカフェ」と題して、桐朋学園大学の協力で同大学音楽学部の在学生、卒業生12組が世界各国、地域をテーマに演奏する。

 鈴木優人さんは「市民とつくる、市民のためのクラシック音楽祭として、今年はまだ生まれ変わったばかり。コンサートをたくさんはしごしてもよし、一つをじっくり聴いてもよし、アクティブに参加できる音楽祭として存分に音楽を楽しんでほしい。私のイチ押しは、人気急上昇中のタメスティ。彼の演奏は魔法のよう」と話す。

 開催時間は、オープニングセレモニー=10時30分~10時45分、オープンステージ=11時30分~17時15分、ミュージックカフェ=11時~19時(以上、入場無料)。コンサートスケジュールとチケット料金はホームページで確認できる。

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