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調布で競輪選手が賞金の一部を施設に寄付-若手選手8人が積み立て

子どもたちからお礼に贈られた絵を手にする京桜会の選手たちと「生活支援ネットアーリーバード」代表理事の高橋昌裕さん(左上)。高橋選手は上左から2番目

子どもたちからお礼に贈られた絵を手にする京桜会の選手たちと「生活支援ネットアーリーバード」代表理事の高橋昌裕さん(左上)。高橋選手は上左から2番目

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 京王閣競輪場を本拠地として活躍する若手競輪選手ら8人が10月7日、今年1月にオープンした障がい児通所支援事業所「生活支援ネットアーリーバード」(調布市多摩川5)を訪問し、50万円の目録を寄贈した。

子どもたちと遊ぶ京桜会の選手たち

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 8人の競輪選手は、高橋大作選手が立ち上げたグループ「京桜会」のメンバー。競輪界ではほとんどの選手が師匠と呼ばれる選手に師事し、練習や競輪界のしきたりを教える習わしがある。高橋選手がグループを立ち上げる際、父親から「グループをつくるのであれば、社会に貢献できるようなグループをつくりなさい」と助言されたことをきっかけに、レースの賞金の一部を1年間積み立て、寄付活動を始めた。寄付は今回で4回目。

 寄贈したのは、高橋選手、内田玄季選手、金辺雄介選手、屋良朝春選手、鈴木雄一朗選手、菅谷隆司選手、鈴木謙二選手、辻中国宏選手。

 高橋選手は目録を手渡し、「個人ではなかなか難しい社会貢献だが、仲間と力を合わせることで実現することができた。1年間コツコツと積み立て、思いの詰まった50万円。有意義に使ってほしい」と話した。同所代表理事の高橋昌裕さんは「今回の寄付はとても有り難く、そしてうれしく思う。頂いた寄付は、子どもたちの送迎用の車の一部として使わせていただきたい」と感謝を伝えた。また、子どもたちは選手たちへのお礼として、写真を見ながら描いた選手一人一人の似顔絵を手渡し、選手たちと一緒に遊び楽しんだ。

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