調布市文化会館たづくり（調布市小島町2）で4月21日、劇団芸優座（多摩川2、TEL 042-489-4555）が春の新作公演「おだまき～紡げども紡げども」を上演する。

劇団芸優座が昨年発表した作品

　芸優座は俳優の平塚仁郎さんが1976（昭和51）年に新宿四谷で創立し、今年で40年目。1988（昭和63）年に調布市に拠点を移し、「演劇はまず面白く、確かなテーマで観客と共に創造する」をモットーに、18歳から83歳まで劇団員約60人が日本全国で青少年に向けて公演活動を行っている。代表作の一つ「ベニスの商人」の上演回数は4000ステージを超える。

　同公演は「地元調布市の方々にもっと舞台芸術を楽しめる機会を」という思いで、2年前から春に同館で上演。今回は、昭和初期、諏訪の製糸会社を舞台に、2つの家族が運命に翻弄（ほんろう）される姿を描く村田里絵さんの作品を、平塚さんの演出で上演する。

　同劇団の百瀬さんは「春の公演も3回目となり、調布市民の方々にも認知していただけるようになってきたと実感している。今後は芸術面での調布市のブランド力の向上に貢献できれば」と話す。

　開演時間は18時30分～。チケット料金は、前売り＝3,000円、当日＝3,500円。定員500人。