調布・電通大内の電子部品店が人気 「アキバでなくても購入できる」5000アイテム

電子部品やプログラミングキットが並んだ「パーツポート」店内

電子部品やプログラミングキットが並んだ「パーツポート」店内

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 調布の電気通信大学構内にある「マルツエレック西東京営業所」(調布市小島町1、TEL 042-444-6072)で現在、秋葉原に行なかくても電子部品が購入できると、電通大生や会社員の間で人気になっている。

工具もズラリと並ぶ商品棚

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 電子部品やケーブル、工具など、約5000アイテムを取り扱う同店「パーツポート」は、半導体・電子部品などの取扱会社「マルツエレック」の営業所に併設、電気通信大学内UECアライアンスセンターの2階にある。同センターは大学の施設だが一般客も利用できる。

 同営業所および店は工場が多く、物作りが盛んな多摩地区や近隣川崎方面への営業拠点に加え、大学との共同研究・共同開発などを目的に、昨年5月にオープン。昼間の店内には、授業の合間に電子部品を探す先生・学生のほか、近くの法人などが来店。夕方以降は、外回りや仕事帰りの会社員が駆け込む。

 来店中の学生は「アキバにわざわざ購入に行かなくて済むのでとても便利。ウインドーショッピングするように、目的がないときもふらりと立ち寄れ、アイデアのヒントになって作りたいものが浮かぶこともある」と話す。

 同店担当者は「一通りの電子部品は網羅しており、秋葉原が遠かった学生やエンジニアの強い見方。在庫がないものも手配をすれば最短で翌日午前中に届く。『シングルボードコンピューター』と呼ばれる小型PC『ラズベリーパイ(通称=ラズパイ)』(4,750円)が大人気で、子どもから大人まで楽しめる初心者向けの電子工作キット、プログラミング学習キットなども豊富に取りそろえている」と話す。

 1階のコンビニにも電子部品の販売コーナーがあり、約200アイテムを販売。24時間営業のコンビニで電子部品が買えるという珍しさからSNSなどで評判になり、品ぞろえを見ようとやって来る人も多いという。

 「店内に入れば『ミニアキバ』が目の前に広がり、『楽園のようだ』と歓喜したお客さまがいた。大学施設の2階にあってなかなか入りづらい場所だが、中に入るための手続きなどは必要ないので、堂々とご来店いただきたい」とも。

 営業時間は9時~19時。17時以降は要電話連絡(TEL 042-444-6072)。土曜・日曜定休。

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