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調布「青緑の宝石」ヒスイカズラが結実 神代植物公園で人工授粉が初成功

人工授粉で結実した神代植物公園初のヒスイカズラの実。落下防止のため赤いネットで保護している。

人工授粉で結実した神代植物公園初のヒスイカズラの実。落下防止のため赤いネットで保護している。

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)の大温室の熱帯花木室で、「ヒスイカズラ」に初めて実がなり話題になっている。

いくつもの房が垂れ下がって咲くヒスイカズラ。 右下の赤いネットの中に実がなっている

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 ヒスイカズラは、宝石のヒスイのような青緑色の花を咲かせるツル性植物。フィリピンのルソン島やミンドロ島など限られた地域の熱帯雨林に自生し、野生では絶滅が危惧されている。

10センチほどの勾玉(まがたま)形の花が房状に連なり、長いもので1メートル近くになる。同園では毎年3月から次々に開花し、珍しい色と形が来園者の目を引き、写真撮影する人も多い。

 野生ではオオコウモリが蜜を吸うときに受粉を助けて結実するが、同園では人工授粉を行い今年初めて実を付けることに成功した。実は緑色の楕円の球体で、大人が両手で包めるくらいの大きさになる。実の中に数個の豆が入っている。

 担当者は「今年は開花時期が遅くなり、現在、花の見頃を迎えている。6月中旬まで咲くので、ヒスイ色の美しい花も実もご覧いただければ」と話す。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。

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