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調布・つつじヶ丘にカフェ新店「空と大地と」 社会福祉法人が運営

「空と大地と」の看板メニュー 新ごぼうの野菜ごろごろ五穀米を使用したカレーランチ

「空と大地と」の看板メニュー 新ごぼうの野菜ごろごろ五穀米を使用したカレーランチ

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 社会福祉法人新樹会「創造農園」が運営するカフェ「空と大地と」(調布市東つつじヶ丘2、TEL 03-5314-7082)が5月20日、調布市つつじヶ丘駅近く品川通り沿いにオープンした。

「空と大地と」責任者の諏訪智さん 開放感がありナチュラルで温かみのある店内で

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 同団体(旧創造印刷)は、60年以上にわたり地域の医療を支えている山田病院の退院患者に対する就労や社会復帰などの支援を行う施設として創設され、創設者の理念の一つである「地域で暮らす、地域で支える」という考え方を受け継ぎ、これまで印刷業、内職作業、介護補助、院内喫茶室や敷地内農園の運営などを行ってきた。

 同院が老朽化により移転することになり、先立って病院に併設する同地に移転。地域とのつながりや施設利用者の自立支援をより進め、ゆかりの深い地域の人の声を取り入れ、女性ひとりでも入りやすく、心と体の癒やしとなるぜいたくな時間を過ごせる「こだわりのカフェ」を目指す。

 空間デザイナーに協力を得て作り上げた店舗は、品川通り沿い一面に窓を配し、木材を多用してナチュラルで温かみのある開放的な店内に仕上がった。スタッフの動線も考慮して席をゆったりと取り、店舗面積約80平方メートルにカウンターとテーブル席を合わせて29席、ペット同伴可のテラス席6席を用意。店名ロゴのモチーフは、完璧ではない丸が人間の個性を表し、個性と個性が関わり合う様を表現した。

 提供する料理は精進料理研究家やフランス料理のシェフに協力を得て、健康に配慮したベジタリアンにも対応可能なメニューを開発。「新ごぼうの野菜ごろごろ五穀米を使用したカレーランチ」(1,100円)、近隣のベーカリーのパンを使った「しゃきしゃきキャベツのピザトーストランチ」(900円)、「追加タンドリーチキン」(250円)、「キッズカレープレート」(600円)などの食事のほか、豆とマシンにこだわった「有機ブレンドコーヒー」(450円)、「吹きぬけるレモンとミントのハーブティ」(500円)などの飲み物や、素材にこだわり国際大会で受賞経験のある京都の「『プレマルシェ・ジェラテリア』のジェラート」(1フレーバー=500円)、オーガニックの離乳食なども用意する。

 創造農園園長でバーテンダーの経験を持つ諏訪智さんは「将来的には営業時間を延ばして、仕事帰りにフラッと立ち寄れるバーなどもやりたい。お客さまがゆったりできて居心地がよいと言っていただける店になれば」と話す。

 営業時間は11時30分~15時。土曜・日曜・祝日定休。

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