特定非営利法人Mito projectが運営する「natural meal & cafe キナリヤ」(調布市仙川町1、TEL 03-6676-9627)が6月11日、仙川駅近くの安藤ストリートにオープンした。
「natural meal & cafe キナリヤ」管理者の鈴木さん
同店管理者の鈴木さんは、さまざまな飲食店で経験を積んだ後、精神障がい者のグループホームに4年間勤務しながら社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得。その後、社会福祉法人「むうぷ」(三鷹市)が運営する「食茶房むうぷ」に勤務し、開業に至った。利用者への食事提供だけでなく、うつ病や精神疾患を抱える人をサポートする就労継続支援施設としても機能している。
店舗面積は約25坪で、10席の大テーブルと、2人掛けのテーブル5席、4人掛けのソファ1席を用意。路面沿いの大きな窓からは自然光が降り注ぎ、ナチュラルな木のチェアと手作りのテーブルが心地よい空間を演出している。食材は無農薬・減農薬の野菜や、無添加の調味料などを使用。圧力鍋で炊飯した玄米を提供するなど、調理方法にも工夫を凝らす。
メニューは日替わりの小鉢3品とご飯、みそ汁、選べるメインがセットになった「キナリヤ定食」、ひき肉・トマト・椎茸・人参をじっくり煮込んだ特製ミートソースを使った「たっぷり野菜の和風ボロネーゼ」(以上980円)、スパイスと素材の味が味わえる「焼き野菜と鶏肉のカレー」(880円)など(価格は全て税別)。
鈴木さんは「たくさんの方にご来店いただき、食事を楽しんでもらいたい。将来は野菜直売や子ども食堂などを実施し、地域の方に親しんでもらえるコミュニティーの場として発展していきたい」と話す。
営業時間は12時~15時。日曜・月曜・祝日定休。