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調布・仙川に鉄板焼き新店 江戸期から続く希少な麹で手作り料理、甘酒も

希少部位・牛メガネのステーキと、かきの鉄板焼き醤油麹バター

希少部位・牛メガネのステーキと、かきの鉄板焼き醤油麹バター

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 「こうじ家たらぎ」(調布市仙川町3、TEL 03-6382-9868)が10月10日、仙川駅近くの小田急バスターミナル向かいにオープンした。

右から店長の田附さん、代表の青井さん、副店長の堀川さん

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 歌手やヨガインストラクターなどの経歴を持つ代表の青井篤子さんは、栄養学を学ぶうちに発酵食の元となる麹(こうじ)に魅了され、「腸内環境を整え、皆さまに心と身体の健康を提供する」ことをテーマに掲げた同店を開業した。

 店舗面積は約15坪で、カウンター席とテーブル席の計23席を用意。店内は木のナチュラルなインテリアで統一され、カウンター席では目の前の鉄板で調理される様子を見ながら食事を楽しむことができる。

 富山県の「石黒種麹店」でつくられた麹のみを使用。全国でも数少ない種麹店の一つで、江戸・文政年間から伝わる手作業の「こうじ蓋製法」を継承している。青井さんが現地に何度も通い、交渉して取り寄せることができた希少な麹を使い、店内でしょうゆ麹や塩麹、甘酒を手作りしている。このほか、富山県大豆を使用した「石黒種麹店」の味噌や、富山県の自社農場で収穫された無添加・無農薬野菜を使用する。

 ランチは、日替わりで楽しめる「美腸こうじ丼」(980円)と「美腸こうじ御膳」(1,200円)を用意(ランチは全て税込み)。ディナーは、「かきの鉄板焼き醤油麹バター」や「希少部位・牛メガネのステーキ」(各1,078円)などの鉄板焼きをはじめ、「酒粕ポテトサラダ」(418円)などのサイドメニュー、アルコールなどのドリンクも豊富に用意する。

 営業時間内には店頭のテークアウト専用窓口もオープンし、「甘酒ストレート」や「美腸 生甘酒のバナナスムージー」(以上480円)などを持ち帰ることもできる。

 青井さんは「鉄板焼きという食べ応えのあるメニューを、活(い)きた麹といっしょに取ることでおいしく、健康的に楽しむことができる。生麹や旬の食材を通して、たくさんの人たちの健康を応援したい」と話す。

 営業時間は11時~15時、18時~23時。月曜定休。

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