小惑星探査機「はやぶさ2」が12月6日、小惑星「リュウグウ」で採取した試料の入ったカプセルを地球に再突入(リエントリー)させるのに合わせ、府中市郷土の森博物館プラネタリウム(府中市南町6、TEL 042-368-7921)は5日・6日、特別投映「リエントリー!はやぶさ 2」を開催する。
天井まで注目の「はやぶさ2特別展示」(博物館入場料のみで観覧可、2月28日まで)
同機は2014(平成26)年12月3日に打ち上げられ、2018(平成30)年に目的の小惑星に到達しさまざまな観測を行った。翌年には着陸を2回成功させ、試料を採集した。順調に復路を進み今年12月6日、地球へ接近して初代はやぶさと同じオーストラリアの砂漠にカプセルを再突入させる予定。本体はその後、別の小惑星へ向けて運行を続け拡張ミッションに挑む。
特別投映では、通常の星空解説を行わず45分間丸ごと「はやぶさ2」について紹介する。現在投映中の「HAYABUSA2~REBORN」にはない「特別追加映像」を加えて投映する(定員100人、両日とも11時30分~・14時15分~)。観覧者には同作品監督の上坂浩光さんがラベルデザインを監修した数量限定の大正製薬「リポビタンD『はやぶさ2』応援限定ボトル第2弾」を贈呈。
12月9日以降は、これまでも投映していた「今夜の星空(生解説)と『HAYABUSA2~REBORN』」を引き続き投映(平日は13時~、土曜・日曜・祝日は10時15分~・13時~)。同番組観覧者にも同商品を贈呈するが、限定ボトル終了後は一般ボトルに切り替える。3月7日まで投映予定で、用意数に達したら贈呈終了。
解説員は「はやぶさ2について詳しく知りたい人は、ぜひこの機会をお見逃しなく」と呼び掛けている。また「天文展示コーナーで『はやぶさ2特別展示』を行っている。同機の製作に関わったNEC府中事業場の協力を得て、これまでの軌跡を紹介しているのでこちらもご覧いただければ」と話す。
プラネタリウム観覧料は、大人=600円、中学生以下=300円。特別イベントのため、各種割引・優待・回数券・減免などは利用できない。観覧券は当日9時~、本館1階ミュージアムショップ前の券売機で販売。博物館入場料が必要。一般=300円、中学生以下=150円。府中市在住の中学生以下・市内の小中学校に通っている児童や生徒は「学びのパスポート」利用で入場料のみが無料になる。4歳未満は全て無料。新型コロナウイルス感染症対策を行って開催するが、感染拡大などにより予定変更する場合はホームページやツイッターで発表する。