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西調布・4坪のとんこつラーメン店が3倍の広さで一新 まち中華から25年目で

11月13日に移転リニューアルオープンした、西調布の「博多とんこつらーめん ひゅうが」の「博多とんこつらーめん」(650円)

11月13日に移転リニューアルオープンした、西調布の「博多とんこつらーめん ひゅうが」の「博多とんこつらーめん」(650円)

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 調布市下石原の博多とんこつラーメン店「ひゅうが」(調布市下石原2)が11月13日、至近移転し、リニューアルオープンした。

移転リニューアルにより約3倍の広さになった店内

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 店主の川崎徹王さんが、品川街道沿いにある建物1階のテナントフロアの一角、約4坪の地元「まち中華」店を、当時のオーナーから引き継ぎ約20年たったころ、「このままの形で続けても取り残される」という危機感から、店の売りになるラーメンを作ることを決意。当初は「家系」と呼ばれるとんこつしょうゆラーメンを目指していたが、基本のとんこつスープを研究するうち、とんこつの奥深さに引かれ、2016(平成28)年に方向転換し、同店舗で博多とんこつらーめん店としてリスタートした。目立たない店舗ながら、徐々に新規客とリピーターが増えていると実感。業態変更から5年目で、念願だった移転リニューアルに踏み切った。

 新店舗は店舗面積約12坪。カウンター8席、テーブル12席。以前の約3倍の広さになり、改装を地元の友人が手掛け、清潔感がある明るい店舗に仕上がった。

 ラーメンは「博多とんこつらーめん」(650円)のみ。店内で3日の営業時間をかけて煮込んだ、濃厚なとんこつスープに、ストレートの細麺を使用。基本のキクラゲ、青ネギ、チャーシューをトッピングし提供する。麺の硬さは「なま」「バリカタ」「カタ」「普通」が選べ、各テーブルには、薬味のからし高菜、紅ショウガ、すりおろしニンニク、ゴマを用意する。追加トッピングは「味付け玉子」(100円)、「ねぎ増し」(150円)、「きくらげ増し」(100円)、「チャーシュー増し」(250円)。替え玉は100円。「温玉肉丼セット」(900円)、「明太ご飯セット」(900円)、「チャーハンセット」(1,000円)などのセットメニューも用意する。

 「呑み処」としても利用してもらいたいと、「ニラ玉」「赤ウィンナー炒め」「砂肝にんにく炒め」(以上350円)など約15種類の定番メニューのほか、店内ホワイボードで日替わりの「おつまみ」メニューを掲示。ドリンクは瓶ビール(600円)や、ハイボール、サワー各種、焼酎など(各400円)を用意する。

 川崎さんは「駅から離れている上、古く入りにくい前店舗にもかかわらず、わざわざ来てくれていたお客さんに満足してもらいたいという思いで続けてきたので、やっと、店舗を大きくできたことはうれしい。新店舗でも、地元の人が気軽に飲んで食べて喜んでもらえる店として、長くやっていけたら」と話す。

 営業時間は通常18時~翌2時(都要請期間中は22時閉店)。日曜定休。

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